「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

小池百合子都知事の臥薪嘗胆

2017-01-08 05:58:23 | 2012・1・1
小池百合子都知事が先日の定例会見で、この夏の都議会選挙にむけて改革派が勝利するため、断酒、臥薪嘗胆で生きたいと断言した。小池知事は横文字だけでなく、四語熟語もお好きなのだろうか。しかし、老人の僕には、ちょっと抵抗を感じる。

「臥薪嘗胆」(十八史略)とは,”かたきを討とうとして絶えずそれを考え、長い間艱難辛苦を重ねる事”(三省堂慣用句ことわざ辞典)である。小池知事が”かたき”とするのは多分”黒い髪をしたネズミ”のようだ。知事はそれが誰だか明らかにしていないが、夏の選挙を意識して改革に立ち向かう都議会自民党だろう。”女の一念岩をも通す”(A woman's vengeance know no border)=(福音館ことわざ小辞典)ということわざもある。都議会自民党は用心を!

昨日、東京で小池知事が主宰する政治塾「希望の塾」が、都議会選挙の候補者を絞り込むための筆記試験があり、1400人も集まったそうだ。これも知事がいう臥薪嘗胆、かたきとする黒いネズミ退治の一環なのだろうか。僕は小池知事に対して好意的なブログを書いてきたが、この政治塾については、知事の「都民ファースト」の視点とは、あまり関係ないので反対だ。

都政は豊洲市場への移転、東京五輪の分担金などなど問題が山積している。都議会自民党からは”女、賢(さか)しうして牛を売りそこなう”(売り手の女があまり利口だと、かえって牛を売りそこなう=前記三省堂辞典}と手ぐすねしているかもしれない。”大山鳴動してネズミ一匹”にならなければよいがと”老爺心”ながら心配している。

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1 コメント

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維新 (chobimame)
2017-01-10 08:54:06
なんだか維新の会みたいになるのではと思います。
こうした政治塾みたいな政党は、党首が旬な間だけのものです。
また、こうした政党には、有利な場所を渡り歩く政治家(小池さんもそうでした)もいますから、どのような思想で動くのか疑問なのです。
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