「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

草津白根山 ”死火山”の噴火に思う

2018-01-25 05:34:51 | 2012・1・1
草津白根山が突然噴火爆発した。"草津よいとこ一度はおいで”の温泉で知られるが、ここに噴火するような火山があるとは知らなかった。3000年前に噴火したらしいが、有史以降の記録がない、いわゆる”死火山”の噴火である。まったく前兆はなかったそうで、被害がこの程度ですんだのは不幸中の幸いであった。

火山噴火についてゃ、まったく門外漢だが、白根山の噴火と同じ頃、フィリピン.ルソン島のマヨン火山も爆発した。ルソン島では1991年、死火山と思われていたピナツボ火山が噴火、爆発したのが記憶に新しい。インドネシアのバリ島のアグン山も昨年12月以来、活発な火山活動をしている。今回の白根山の噴火が、これら海外の噴火とは関係ないと思うが、素人には気になることだ。19世紀最大の火山噴火といわれる、スンダ海峡沖のクラカトワ海底噴火は1883年に起きているが、5年後、会津磐梯山が100年ぶりに噴火し大きな被害が出ている。

火山国の宿命だが、富士山の噴火も心配だ。1709年の宝永爆発以来、300年間噴火がない。気象庁はじめ関係機関が監視に当たっていると思うが、南海トラフ地震のような国を挙げての対策はあるのであろうか。草津白根山の噴火地点はスキー場のゲレンデから僅か200mであったという。”災害は忘れたころにやってくる”(寺田寅彦]。今回の白根山の噴火は、まったく想定外だといわれているが、これを機会に火山噴火の総点検をしてみよう。

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