昨日1週間ぶりに外出先のリハビリ介護施設から帰宅、テレビで参院決算委の中継を見たら阿倍晋三総理をはじめ閣僚、関係委員が全員マスク姿であった。国会内に新型コロナウィルスの感染者がでたのか思ったらそうではない。どうやら政府が今月中旬、全世帯に無料で配布するというマスクの宣伝をかねてのお披露目みたい。急媚の感染拡大防止策とは直接関係ないようである。
小ブログは1か月ほど前の2月27日と29日更新の記事の中で「国会内は無菌..........」（27日）「総理の決断...........」（29日）の2回にわたって、安倍総理が国民にマスク着用を呼び掛けながら国会内をはじめマスク姿の露出度が少ないと批判、指導者としての”演出”からもマスクをつけるべきだと提唱した。総理のマスク姿云々がウィルスの感染拡大に関係ないがもっと早くつけても問題があったわけではない。
昨日の政府専門家会議で新型コロナウィルスの感染区域を「確認」「未確認」「警戒」の三区分してそれぞれに応じて具体的な対応策が明示されている。それぞれ頭の中では理解できるが実際に行動するとなるとどうだろううか。今、国民が最大の関心事は感染の経路がはっきりしないこと。感染が爆発的にオーバーシュートして医療崩壊に通じはしないかということだ。一世帯に布製のマスク２枚を頂戴することではない。しっかりした舵取りをお願いしたい。
（小ブログのコメンテーターｌｏｒｄｙｕｐａ様から小ブログ「春の雪どけ.........」（３月２５日更新）に対するコメントとして中国から日本に贈られてきたマスクについて興味ある一文が寄せられました）
完全に三連休の緩みが出ました。
それにはマスコミの責任もあります。
ニュースでしきりにお花見、グルメばかり、若年層はかかっても軽症と垂れ流した結果、気が緩んで外出です。
若い子達は相変わらず繁華街をぶらつき、カフェは満員。中年層はお花見です。
自分は移らない、移っても軽い風邪と思う根拠のない自信。そこに他人に移すかも？という思考はありません。
安倍さんもマスク二枚送付に60億も使うなら、仕事のない中小にマスクの機械を提供して作らせた方が良くないですか？
先行きの見えない不安で、市民は疲弊しています。
学校も休校は良いですが、遅れた勉強をどうするか？受験はどうするのか？などの具体的指針がありません。
市長、区長が悪い、いや省庁がわるい、国が悪いと押し付けあいです。
有事が起こると官僚政治の悪いところが目立ちます。
世の中のことに疎い老人ですが、若い世代への対応が大変ですね。媚びることなく、しっかりとした舵取りをお願いいしたいものです。
事マスクに関しては失政です。何か裏にあるのではと疑われても仕方がありません。
面白い動画がアップされています。
https://www.youtube.com/watch?v=NMHESJJlyaw
・・・日本は、医療崩壊を防ぐのを最大限重視してきました。また、ちゃんとした隔離施設の準備も未だ不十分です。残念ながら、日本の集中治療設備数は、イタリアよりも劣っています。感染爆発が未だ起きていないので、欧米の状況を対岸の火事とみて、ぎりぎり日本はうまくやっているかのごとく、みえるだけです。
・・・
とはいえ、この時期に、マスク2枚を配給するのは、阿呆とか言えません。安倍政権は、大東亜戦争末期の大本営みたいに、なってきたのでしょうか？
PCR検査といえども、約7割程度しか陽性・陰性の判定精度がありませんから、むやみに検査数を拡大すると、限られた医療従事者や医療資材（防護服）を治療ではなく検査業務に無駄に、使うばかりです。さらに、やっかいなことに、巷に、偽陽性や偽陰性の人々が増えるだけで、一概に、感染者数の実態が明確になるとも言えません。
日本の報道で疑問なのは、感染者数（検査の結果、陽性と判定された数）と患者数（医師が諸症状や、Ｘ線CTスキャンやPCR検査などで、総合的に診断した数）との区別が、ちゃんとついていないのではないかとみられる点です。
現在、重症化して肺炎で死亡する患者には、感染拡大の防止の観点から、原則PCR検査をしていますから、武漢発のcoronavirusによる「死亡者数」については、日本のデータは信頼がおけると思います。
緊急事態宣言を安倍首相が出すうえでは、
検査数の大小に影響を受けやすい感染者数を指標とせざるを得ないと思いますが、
真に、武漢発のcoronavirusに対する、日本国民の最終的な抑え込みの総合力は、
「人口十万人当たりの死亡者数」で確認し、諸外国や他の疫病と比較すべきと思います。