全国大学協連という団体が1万人の大学生を対象に調査したところ、1日の読書量がゼロという学生が半分以上だったとう。また1日の平均読書時間は23.6%にすぎなかったそうだ。日本人全体の”活字ばなれ”が進んでおり、あまり驚くべき数字ではないのかもしれない。内閣府の調査では、中学生の一日のネット利用が2時間29分という時代である。
70年前、昭和24年の「学生日記」(旺文社)が何故か1冊だけ手元にある。大学の予科から本科に移行した年だが、各月の末尾にその月読んだ本の名前が書いてある。その2月を見ると、次の4冊であった。▽永井隆「長崎の鐘」(原爆を被曝した長崎大学教授の手記)▽花山信勝「平和の発見」(東京裁判巣鴨刑務所被告の教晦師)▽倉田百三「出家とその弟子」▽トルストイ「アンナカレ二―ナ」。
今思うと、長編の「アンナカレニ―ナ」を1か月でよく読破出来たと思う。70年後の今、その筋さえ忘れてしまったが、当時を思い出すと、今の生活環境と全く違う。スマホやPCもはおろか、テレビもない。ラジオもNHKと進駐軍放送「WVTR」しか聴けない時代であった。ある意味では時間に恵まれた時代だったのかもしれない。
毎日が日曜日、時間はもて余すほどある80老人だが、大学生だけではない。今年になって既に50日になるが、僕も1冊も本を読んでいない。時代が急速に変化してきているのだ。活字離れした世界がどう変化してゆくのだろうかー。
70年前、昭和24年の「学生日記」(旺文社)が何故か1冊だけ手元にある。大学の予科から本科に移行した年だが、各月の末尾にその月読んだ本の名前が書いてある。その2月を見ると、次の4冊であった。▽永井隆「長崎の鐘」(原爆を被曝した長崎大学教授の手記)▽花山信勝「平和の発見」(東京裁判巣鴨刑務所被告の教晦師)▽倉田百三「出家とその弟子」▽トルストイ「アンナカレ二―ナ」。
今思うと、長編の「アンナカレニ―ナ」を1か月でよく読破出来たと思う。70年後の今、その筋さえ忘れてしまったが、当時を思い出すと、今の生活環境と全く違う。スマホやPCもはおろか、テレビもない。ラジオもNHKと進駐軍放送「WVTR」しか聴けない時代であった。ある意味では時間に恵まれた時代だったのかもしれない。
毎日が日曜日、時間はもて余すほどある80老人だが、大学生だけではない。今年になって既に50日になるが、僕も1冊も本を読んでいない。時代が急速に変化してきているのだ。活字離れした世界がどう変化してゆくのだろうかー。
ネットの書店などもありますが、ネット世代じゃないからか、なかなかピンとくる本がありません。
本屋に行けば、あれもこれも読みたいと思うのですが。
本を読むタブレットも手に入れましたが、やはり本がいいのです。
しかし、活字が学生の頃のようにスパッと頭に入らなくなった気がしています。
長文を読み砕く読解力が劣ってきたように思います。
だんだん億劫な事が増えてきたように思います。
燈火親しむの侯の風景はなくなりましたね。長編の小説を何日もかけて読破した時の喜びはなくなりました。携帯電話は初期の時は使用していましたが、スマホは機能が多く、PCだけで精一杯なので使っておりません。IT社会ではとても昔のように読書できませんね.。大学生の孫がアルバイトで稼いだカネで、春休み2度目のLCC海外旅行をしています。時代は変わっています。
学生の頃夏休みに「カラマーゾフの兄弟」を読み、達成感に喜んだのを覚えています。馬齢を重ねると、身体的に長編が読めなくあります。できれば、若い時に読書したほうがよいです。80歳半ばを過ぎると、読み忘れた本を読みたくなりますが、目がつぃていきません(笑)