和蘭植民地時代からの古い避暑地である。スマトラ最大の都市メダンから70㌔、海抜1500mのガロ高原にあり、日本の軽井沢といったところだ。明治時代から週末の避暑地として利用されており、その使用人として日本人も大勢居住していた。戦前の和蘭女流作家、アデロンのベストセラー小説「ラバー」にはこの地で働くハウス.メード、お菊さんや写真師大久保さんとして登場してくる。
1997年、メダンに長期滞在していたとき、何回か出かけたが道端の果物店で柿と枇杷が日本語名で売っていた。植民地時代に日本人が入植、栽培]したものであろう。近くにはシバヤクという露天風呂があり、日本の占領期には近衛の兵隊が戦場での汗を流した。
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