8月11日は「山の日」の休日である。毎日が休日の僕にとっては、いつからこんな祝日があったのか忘れてしまっていたが、改めて調べると、2014年の祝日改正法で制定され、16年、つまり昨年から実施された祝日で、今年で2回目である。なぜ8月11日なのか寡聞にして知らなかったが、これといった理由はないのだ。漢字の「八よいのだが、」の下に「11」と書くと山の麓に木が日本立っているように見えるからだという説もある。まさかと思うが、改正法の制定の主旨には”山の恩恵に感謝し自然と親しむ”と書いてある。しかし、今年のように集中豪雨で山崩れが多いと、山の恩恵に感謝したい気持ちにはならない。
推測だが、「山の日」が8月11日なのは13日から始る”月遅れの盆”を意識して夏の連休を作りたいということから出発したものだろう。それなら12日が好いのだが、13日は日本航空の御巣鷹の墜落事故があった日なので11日に繰り上げたに過ぎない。全く意味のあることではない。それなら、この時期、日本人にとっては忘れられない8月15日の「終戦記念日」があるのではないか。
先日、テレビの番組で”終戦記念日がいつだかを知っているか”と街頭インタビューしていたが、かなりの若い人たちが知らないのに驚いた。毎年、8月15日には天皇陛下も臨席、総理も出席して「全国戦没者慰霊祭」が行われ、平和への誓いをあらたにする。敗戦の日を祝日として祝うわけにはいかないが、年16回ある国民の祝日の中には、何故祝うのか意味のない、単なる休日も多い、「国民の祝日」ではなく名前を変更して「山の日」に代わって「終戦記念日」を「平和の日」にして意義ある日にしたらどうだろうか。
推測だが、「山の日」が8月11日なのは13日から始る”月遅れの盆”を意識して夏の連休を作りたいということから出発したものだろう。それなら12日が好いのだが、13日は日本航空の御巣鷹の墜落事故があった日なので11日に繰り上げたに過ぎない。全く意味のあることではない。それなら、この時期、日本人にとっては忘れられない8月15日の「終戦記念日」があるのではないか。
先日、テレビの番組で”終戦記念日がいつだかを知っているか”と街頭インタビューしていたが、かなりの若い人たちが知らないのに驚いた。毎年、8月15日には天皇陛下も臨席、総理も出席して「全国戦没者慰霊祭」が行われ、平和への誓いをあらたにする。敗戦の日を祝日として祝うわけにはいかないが、年16回ある国民の祝日の中には、何故祝うのか意味のない、単なる休日も多い、「国民の祝日」ではなく名前を変更して「山の日」に代わって「終戦記念日」を「平和の日」にして意義ある日にしたらどうだろうか。
”モーレツ時代”の反動からか、休み対する変な偏見がなくなったのは、ご同慶の至りです。しかし、最初から休みありきで、意味のない祝日が多すぎます。祝う日ではありませんが、戦争を体験した世代にとっては「終戦の日」「東京大空襲の日」「沖縄の組織的な戦争が終わった日」など広島、長崎原爆投下の日と同様忘れられません。戦争の悲劇を風化させないため、8月15日を「平和の日」として国民が祈りを捧げる一日にすることは意義ある事だと思います。
祝日とするからいけないのです、山の日や海の日を決めるなら、6月23日の沖縄の事実上の玉砕の日「慰霊の日」を沖縄だけでなく、日本全体の休日慰霊の日とすべきです。