「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

東京ぶらり昔話 品川 東海道宿場

2021-07-13 13:58:21 | 2012・1・1

その昔江戸を出て今日に上る東海道の最初の宿場である。民謡「お江戸日本橋」的にエバ早朝七つ日本橋を断つと、高輪で提灯を消して行列を正し、完全に明るくなるころ江戸湾に面した品川着いた。広重の浮世絵に出てくる宿場だ。明治に入って新橋から横浜まで鉄道が敷かれ駅ができたため、今は跡地が観光資源として保存されているけだが、戦後昭和34年売春禁止法が禁止されるまでは,宿場時代の名残の遊郭で賑わっていた。

品川宿から歩ける東海道筋に平安時代開基の古刹、品川寺がある。門前には江戸六地蔵の一つが露座しており街道を往還する人々の信仰をあつめている。その近くには江戸っ子から火の用心の神様として信仰を集めている「荒神さま」こと,海雲寺があり春秋の例祭には江戸中から信徒が集まる。

敗戦直後の昭和20年10月、中学3年生だった筆者は東海道と並行して走る京浜国道のの空襲焼け跡整理に動員され、進駐軍の兵隊からお礼にたばこのラッキー.ストライキをプレゼントされた。70年前の昔話だ。


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