「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

”黙っては聞けない”二階自民党幹事長の演説

2016-09-28 05:37:03 | 2012・1・1
昨日NHKテレビの国会中継で自民党の二階俊博幹事長の代表質問を聞いていたら、野党のヤジに切れたのか”黙って聞け”と怒りだした。二階幹事長の事だから、最初から”よいしょ”演説とは解かっていたが、ひどすぎる。それも用意してきた草稿を、棒読みしながら、つっかえ、つっかえの演説である。これでは野党がヤジを飛ばすのも当たり前だ。

自民党は数からくる驕りがあるのかもしれない。先日の安倍晋三総理の所信表明の際も、演説のなかで”自衛隊員らに感謝を”と述べたところ、自民党議員が総立ちになら、拍手が止まなかった。早速、民進党ら野党が議事運営委員会で問題にしたが、異常である。自民党は”自然発生的”で起きたものと釈明しているが、二階幹事長の”黙れ”発言といい、何か、昔の大政翼賛時代を彷彿させるものがあってイヤだ。

二階幹事長は来日中の中国の唐家せん国家委員に対して、2020年の東京五輪も安倍総理の手でと言明したという。何が根拠なのかしれないが、政治は一寸先は闇だという。政治には、まったく素人の僕で、根拠のない話だが、小池百合子都政の誕生で、安倍総理”独裁”の自民党にも、何か潮目の変化が出てきた感じがしないでもない。

戦後、自衛隊の前身、警察予備隊が創設された時代「逆コース」という言葉が流行した。二階幹事長の発言を聞いていると、自民党がまた古い体質の自民党に「逆コース」の道を歩み始めた感じがするが、僕だけの偏見だろうか。

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2 コメント

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大政翼賛時代 (chobimame)
2016-09-28 09:09:15
9条の議論がこのところあちこちで聞こえますが、偏り過ぎた左翼の妄想的発言で薄気味悪い気持ちになることがしばしばでした。
が、しかし、安倍さんの所信声明の自民党の態度は、違和感を感じました。
自衛隊に敬意を払うのは、良いと思いますが、立ち上がり拍手とは、戦前の日本のような不気味さがあります。
こんな事をしたら野党が騒ぐと思ったら案の定です。
自民党は、いったい何を考えているのか?
派手なパフォーマンス頼りでは、国民がついていきません。
議員は、国政よりも自分達の縄張り争いばかりに夢中になり過ぎに思います。
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奢れるもの (kakek)
2016-09-28 17:22:44
chobimame さん
安倍総理は、何故、いま二階のような男を幹事長に起用するのか。せっかく、自民党が若返り古い体質kから脱皮したと思っていたのに。民進党の野田幹事長の代表質問を聞いて、野田なら民進党に投票してもとさえ思った。何か自民党に驕りがあるのではないか。奢れるもの久しからずという諺がある。
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