筆者にとって浜松町はそれぞれ別な顔の町のようである。ひとつは駅近くの地はかって明治時代海軍予備校といわれた母校,攻玉社が創設された場所で、名にしう竹芝ケ浦と校歌にも歌われている。筆者が子供だった戦前昭和の頃にはここに伊豆七島通いの船の日の出桟橋が設置され、夏休みには房州へ海水客を運ぶ臨時船も出た。筆者もお世話になった。
浜松町駅から海方向とはに歩いて10分ほどに都営地下地下鉄大門駅がある。大門とは浄土宗七本山の一つ、徳川将軍家の菩提寺、増上寺の総門のことだ。増 上寺には十五代将軍うち第二代将軍秀忠ほか六将軍のご霊廟がある。
ご先祖が徳川家に仕えていた関係もあって数年前,増上寺で催された法然上人のお亡くなりになった年会忌,御忌の法要に参加した。芝山内の桜が満開の4月初めのことだった。東京の中心にもまこうした歴史遺産が残っている。近くの青松寺の墓地には満州事変の英雄、爆弾三勇士の銅像が一目につかず置いたままある。
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