「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

      大東亜戦争下「西部ニューギニア横断記」の動画

2011-01-14 07:00:26 | Weblog
小ブログ(昨年12月8,9日)で紹介した新穂智(にいほ・さとる)陸軍少佐が残した「西部ニューギニア横断記」がインドネシア文化宮のYou tubeの動画で見られるようになった。「西部ニューギニア横断記」は戦後オランダのホーランディア法廷で刑死された新穂少佐が獄中で弁論資料として旧陸軍省の便箋にしたためた5部からなる貴重な資料である。

この冊子は新穂少佐の刑死後日本人弁護人から少佐のご遺族宛届いたもので、現在横浜におられる新穂夫人が大切に保存されていたが、このほど夫人の内諾が得られ公開されるようになった。

「西部ニューギニア横断記」は昭和18年11月23日から19年6月6日まで、いまだかって日本人が足を踏み入れたことがなかった地を、新穂少佐が神機関(秘密機関)長として、数人の日本人部下とインドネシア軍補を引き連れ宣撫工作をかねて踏査した記録である。新穂少佐は中野学校第一期生であり、長年インドネシアに居住した経歴から内容は精査にわたりイラストまで添えられた兵軍地誌であり、同時に博物誌でもある。

このYou tube(Mayor Satoru Niiho http://grahabudayaindonesia.at webry.info/201101/article_8html)を制作したインドネシア文化宮は1980年以降東京から様々なインドネシア情報を発信している民間機関で、主宰している大川誠一氏は「西入アン探検」(讀賣新聞社刊)など多数のインドネシア関係の著書があり、インドネシアのニュース専門局「Metro TV」の東京支局長でもある。


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2 コメント

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是非 (kakek)
2011-01-15 10:20:18
chobimame さん
是非、ご覧下さい。先人から預かっていた貴重な資料がこういった形で公開されてほっとしています。亡くなれた新穂さんの霊もこれで浮かばれます。
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すごいですね (chobimame)
2011-01-14 16:08:26
まさか見られとは思っていませんでした。広く見てもらえると良いですね。私も拝見致します。
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