菅義偉総理のお膝元ともいえる横浜市長選挙で野党立憲民主党推薦の元大学教授の山中竹春氏が自民党系無所属の元国家公安委員長小此木八郎氏や現職の林文子氏を大差で破り当選した。横浜市長選はカジノなどの統合施設の誘致の是非を争点にコロナ禍の中で行われたが、現職のほか元閣僚や県知事二人など八人が立候補、全国的な話題となった。
筆者は横浜市民でもなく一介の政治オブザーバーに過ぎないが、投票前から自民党系無所属の林立で野党系の山中竹春氏の勝利は予想できた。その通り当選した山中氏の得票数は374849なのに対して小此木氏は252844票、林氏156801票、二人の票を合わせても山中氏に足りないが、保守系とみられる元県知事の票を合わせれば足りない。
NHKの五輪後の最新の世論調査によるトン菅義偉内閣の支持率は3割を切り、不支持率は62%と内閣発足以来の最低の数字である。こんな中でコロナ感染が爆発的に急増している。与党自民党、公明党選対関係者の間におごりがあったとしか思えない。