「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

コロナウィルスかフレイル(老衰)か

2020-04-01 06:17:23 | 2012・1・1
最近朝起きて一番早く新聞を見る欄は新型コロナウィルスの感染者数だ。まず自分の住む東京、次いで全国、アジア、米国、ヨーロッパという順。4月1日付の購読紙、産経新聞(首都圏版)にとると、「国内感染増最多240人 都内新に78人」が主見出であった。この数がいよいよ「緊急事態宣言」近しを思わせるものか分からないが心配だ。

この中で僕は週に1回の膝のリハビリ治療に近くの介護施設に出かけてきた。シェクスピアのハムレットの有名なセリフ”to be or not to be"(すべきか、すべきかではないか)の心境だったが外出自粛の基準「不要不急」に従えばリハビリは”不急”"ではないが、僕にとっては”有要”と判断してからのことだ。

実は僕は3月に入ってから第1週―3週はリハビリ通園を休んでいる。安倍総理がWHOの”ここ1-2週間がヤマ場”との発表を受けて全国の学校の一斉休校を突然発表した。日本ではまだ、クルーズ船の感染に目が向いていて、国内の感染者はまだ少なかった頃だ。そんな状況なので、僕は第4週はリハビリを再開した。3週間休んで感じたことは身体機能にフレイル(老衰)が出てきて,これが認知機能にも影響しないか心配になってきた。

「在宅ストレス 感染こわい」-これはコロナ感染で在宅待機が続く児童についての産経社会面の記事(首都圏版1日付)の見出しだが、僕ら年寄りもコロナウィルスにかからなくともフレイルが怖い。