「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

”生命に関わる危険な暑さ”では 心配な東京五輪

2018-07-22 06:06:27 | 2012・1・1
連日、東京も”生命に関わるような危険な暑さ”が続いている。昔から猛暑、酷暑、“うだるような”焼きつくような”暑さという表現はあったが、”命に関係してくる〝とは、あまりにも警告的、直接的だ。それだけ酷しい暑さなのだろうが、表現の問題だが、生死に関わるような中、2年後の東京五輪に世界から観客を集めて大丈夫なのか。

今さら、日程の変更など”覆水盆に返らず”だが、改めて過去の東京の暑さを調べてみた。最高は2004年7月20日の39.5℃。僕はちょうど白内障の手術をする直前で、新聞も読めず苦しんでいた時だ。気象庁が暑さの順位30位、36.6℃までを表にしたのがネットであったが、改めて僕が驚いたのは戦前の記録は一つもなく、それも戦後能力1998年からの記録が多かった。多分、地球の温暖化の影響だろうか。

前回の暑さ東京五輪の開幕日、1964年(昭和39年)10月10日朝、東京は前夜の台風も去り、抜けるような秋空であった。当時、10月10日は晴れの特異日なので開幕日に選んだのだといわれていたが,真偽のほどは知らない。今回の五輪は、開催費用を多くを負担する米国のテレビ局の影響で、7月ー8月のこの時期に決まったといわれているが、東京の暑さ30位のうち半分近くが五輪期間(7月24日ー8月9日)中だ。

先日のIOC(国際五輪委員会)の会合で、競技日程が決まり、マラソン、競歩など屋外競技などについて暑さを配慮してスタート時間が繰り上げされた。当然である。問題は”生命に関わる暑さ”の中での観客の対応である。日本の暑さは湿度が高く独特である。消防庁の救急出動がまにあわないような事態でも起きたら大変である。