「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

      老害 恥知らずの続投

2007-11-07 06:03:13 | Weblog
小沢一郎民主党代表が辞意を撤回”、続投”を決めた。本人は”恥をさらすよ
うだが・・・”といっているが、”よう”ではなくて”恥さらし”だ。それ以上に”恥さ
らし”は”続投”を求めて、古事記の天の岩戸のように右往左往した民主党執
行部や長老たちだ。長老の中には総理経験者や国会副議長もいる。いつから
日本人は、こんなに”恥知らず”になったのかー。嘆かわしい。

今回の「大連合」騒ぎについて福田総理は双方の「阿吽」(あうん)だ、といって
いる。「阿吽」とは広辞苑によると「阿」は万物の根源「吽}は一切が帰着する知
徳だとある。「阿吽」は梵語の”A-hun"で密教の言葉だそうだが、凡人にはよく
意味がわからない。同じように今回の騒ぎも凡人には理解できない。解ったのは
政界に老害がはびこっていることだ。

福田総理が「阿吽」といっても、騒ぎの裏に中曽根康弘元総理や渡邊恒雄元読
売新聞社長がいて、福田・小沢会談をセットした、と複数のマスコミが伝えて
いる。火のないところに煙が立たずだ。中曽根氏は89歳、渡邊氏も81歳と後期
高齢者である。いくら高齢者社会といっても、失礼だが”賞味切れ”の方々である。

福田総理も71歳、小沢代表も65歳、世界の政治家の中では高齢だ。ロシアの
プーチン55歳、米国のブッシュ61歳、英国のブラウン56歳、フランスのサルコジ
52歳、ドイツのメルケル56歳、韓国のノムヒョン61歳、中国の胡錦濤と北朝鮮
の金正日が65歳(敬称略)といった具合だ。

安倍前総理は53歳だった。その若さでも激務に耐えられなかった。小沢代表は
辞任にさいして”疲れた”とまわりにもらしている。”疲れた”ような人物に続投され
ては、いつまた"辞めた”とも言い出すとも限らない。そんな人物をまた担ぎだした
民主党の長老もそろそろ老害にかかってきた。