Mooの雑記帳

日々の感想などを書いていきます。

5月19日(日) ピアノ発表会(見学のみ)

2024-05-19 23:30:48 | 日記

夕方から雨。晴れの天気が続くのかと思っていたら、結構変動が激しいようですね。

午後から、通っているピアノ教室の発表会があり聞きに出かけました。大人のフリーコンサートと銘打ってはいるけれど、現在教室に通っている「高齢者の発表会」でしたね。
午前中から午後早くまでは、いくつかの教室の子ども達の発表会で、きれいに着飾った子ども達が大勢参加していた様子。

ピアノ演奏、キーボード演奏などが主で20人近くが出演。地域の高齢者(私を含めて!)が、楽器演奏を楽しむのはいいものです。
私自身は、習い始めてまだ1年半ですし、人前で何かを披露するなどとは全く考えておらず、全く聞く専門。ま、数年練習して、多少上手くなったと思えたら披露することもあるかもしれませんけど。続けられていることだけ、まだマシかな?

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私が目指しているのは、指が頭の指示通りに動くということであり、もっぱら教則本を順番に進むことです。ところが、あるところまで来ると、途端に1つ1つの曲が難しくなり、1つの短い練習曲に立ち向かうことが極めて困難に。先生からいつもの通りに「焦らなくてもいいんですよ。ゆっくり、ここで練習するつもりでやればいいんですからね」と言われつつ。何とかモチベーションを保てるよう、頑張っているところ。

勿論、教則本だけでは苦痛になることがあるので、たまには1つの易しい曲に挑戦することも。
これまでたどたどしくながら大体暗譜で弾けるようになったのが、リヒナー「わすれな草」、ランゲ「荒野のバラ」、ベートーベン「エリーゼのために」くらい。ただ、どれも間違わずに弾けた試しはない。あと、2年後にはリチャードの「マリイ」が弾けるようになるといいなあ。耕運機や草刈り機を使った後では、手が震えてピアノどころではありませんけど。

10日ほど前だったか、テレサテンの特集番組があって、その中で彼女の歌っていた「月亮代表我的心(he Moon Represents My Heart)」の旋律が頭に残っていて、そのピアノ楽譜がないか探していたのですが、なかなか見つからない。結局、Youtubeで楽譜と演奏の両方が見られるものを探して画面キャプチャーして、初心者向けの楽譜を入手。一週間ほど前から練習し始めました。

いま挑戦しているのは、カラオケに合わせて弾くこと。まず、間違いなく音をたどらなければならないので、ひとつ間違えると、カラオケが先に行ってしまい、あとが全く続かない。合奏というのは恐ろしく難しいんですねえ。多分、何とかまともになるのは1ヶ月先か、2ヶ月先か。まあ、これはご愛敬の息抜きです。

経過報告でした。

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話は全く変わりますが、夕方から中教審特別部会「「令和の日本型学校教育」を担う質の高い教師の確保のための環境整備に関する総合的な方策について(審議のまとめ)」というヤツを読んでおりました。
教師の長時間過密労働や人材不足を解消する方策としてまとめられたものらしいのですが、何しろ57ページあり、最後まで読むのに2時間ほどもかかりました。
さらに、このベースになっているらしい、自民党特命委員会の「令和の教育人材確保実現プラン(提言)」にも目を通して、えらい時間がかかってしまいました。

これで果たして、現在教育現場で問題とされている問題点が解消されるのか、全く疑問であり、私が見るところでは、逆効果の方が大きいのではないかという懸念の方が先に立ってしまう。
これらについては、日を改めて、これらの提言の内容と問題点について考えてみることにします。


5月13日(月) 身体に不具合があると気持ちまで雨模様

2024-05-13 13:18:09 | 日記

今朝夜半から雨。午後まで降り続くようで、作物には慈雨です。
昨日は昼前最後の畝づくりを終えて、雨が上がったらマルチがけをする予定にしていましたが、今日はどうやら出来そうにない。

午後から1週間ぶりの整形診察です。
ブロック注射の経過観察を踏まえて、どう判断されるのか。
この一週間の状態は、不思議と立っているとそれほど痛みはないのですが、夜横になると、とたんにピンポイントで膝に痛みが発生する。どのように足を置いてもなかなか痛みは消えず、鎮痛剤と塗り薬で騙して多少楽になったところで寝てしまうという情けない状態が続いていました。

一週間分の症状の記録を付けていたので、それを提出し、診断を仰ぐことに。
これまでの話では、以前の半月板の手術の後遺症の可能性があり、場合によっては内視鏡で膝の中を整えるという話もあったので、あるいはそちらに話が進むのかもしれません。手術そのものは、あまり気にしてはいないのですが、問題は原因をしっかり突き止めて適切な治療をしてほしいということ。
腰の神経との関連も疑いが消えたわけではなく、複合的な症状という可能性もあるので、腰の主治医の意見も聞きながら治療に当たることが必要になっていると感じているところです。

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同年代あるいはそれ以上の知人たちが、旅立っていくのを見ていると、これはもう他人事ではありませんね。いつどのようなことが起こってもおかしくない歳だということ。
前にも書いたことがありましたが、私自身の人生設計からいうと、最後の10年にさしかかりつつあるのは事実。

日々を思いのままに過ごすことも出来るし、最後に何かに挑戦することもありうる。気持ちは先に進んでも身体がついていかないことも当然あります。
私より5歳年上の富山の大先輩からは、月1回の通信が送られてきます。それを書くための書籍代はバカにならず、それでも本に埋もれながら、今日本で世界で必要とされる知識を整理し分析し自らの知見に高めて発信していることには頭が下がります。

80数年前まで、戦争の連続であったこの国が、今後いつまでもその80年と同じ状態であるはずがない。いつ戦争を始めてもおかしくないだけの法的な体系や武器・装備品の蓄えがあるし、何よりも軍事企業が戦争を求めています。
この国の不幸は、第一にアメリカの事実上の属国となっていることであり、第二に、あの戦争を不正義の戦争と認めたくない勢力が国の中枢にすくい、それを応援する輩があふれていること、第三に、現実に進行している戦争へのステップに多くの国民が無関心であったり軍備拡大に抵抗していないこと・・ではないのでしょうか。

私の最後の10年は、いよいよ可能性から現実性に変わりつつある戦争国家への道を庶民の立場から徹底的に批判し、抗い続けることになるのではないかと、少しずつ自分の行く末とも関わらせて考えているところ。その取り組み方は個人個人で多様であってよいし、街頭で何かを訴えることだけが抗い方ではないでしょうから、何ができるのかをじっくりと考えていきたいと思っています。それまで、頭と身体が働いてくれるといいんだけど・・・。


5月12日(日) 野党共闘と日本共産党

2024-05-12 22:53:35 | 日記

2月11日付け東京新聞に、中北浩爾・中央大教授が語ったとする「野党共闘『期待したが、全くの幻想だった』」との論評が載っていた。
前半ではインタビュー形式で、1月の日本共産党大会後の同党についての一定の評価が書かれ、その後は野党共闘についての見方が載せられている。

前半の問題=共産党の組織問題については、私自身もそれなりの見解は持っているけれど、ここではそれには触れない。
問題は、後半の野党共闘の評価だ。
この記事では、野党共闘全体についての客観的評価を下しているのかと思ったら、実は共産党の対応だけが問題にされており、共産党批判で終わっている。これは一体どういうわけか。

「共産主義に基づいて革命を起こすという方針と矛盾しない範囲での柔軟化にとどまり、日米安保条約の廃棄や民主集中制といったコアを変えなかった」
22年まで野党連合政権樹立の目標を立てて実現しなかったが共産党の誰もその責任をとらない。「私もしれなりに期待したが、全くの幻想だった」というのが野党共闘不発の原因らしい。
そして、かつては共産党が日本政治のゲームチェンジャーになり得るとの指摘もしていたが、共産党の組織体制に問題があるとの指摘だけで、2015年以来野党共闘がどのように進み、どのような問題があるのかについては全く触れていない。

中北氏は、野党統一を求めるなら「日米安保の容認など大胆な政策の柔軟化が必要」であり、共産党が党勢拡大を求めるなら「民主集中制を改めた方がいい。自由で開かれた党組織に転換しなければ、若年層は入ってこない」と述べているが、この論法は、同党から除名された松竹伸幸氏が「シン・日本共産党宣言」で主張している内容と重なるところがある。

要するに、野党共闘が進まず、立憲民主党や国民民主党、労働組合の連合などから日米安保条約や自衛隊への同党の方針が障害になっていると言うのだが、本当にそうか。
中北氏が、仮に市民連合の一員として野党共闘の実現に奮闘してきた経歴をお持ちであるのであれば、聞くほどのこともあるかもしれないが、どうもそうではないらしい。日本共産党は一度たりとも、野党共闘だけを問題にしてきてはいないことを知ってこのような発言をしているのだろうか。

野党共闘という場合には、市民団体がつなぎとなり、政策協定を結び、「市民と野党の共闘」として候補者を決定しその当選のために努力してきた。長野県での衆議院、参議院ともに全く同じ構図で勝利してきたのだ。
そこでは、日本共産党の「硬直した体質」だとか「綱領上の問題」が野党共闘の妨げになったことは一度もなく、あくまで一致する政策での共闘であったことを確認しておきたい。

最近の東京での補選では、立憲民主党の酒井なつみ氏は「市民と野党の共同候補」であり、共産党は「例外的な措置」として当初予定していた候補者を下ろしてまで統一候補の擁立に努力した。
当選の一報が入った事務所では事務所入りした酒井氏が「共同候補として、市民の皆さんに支えられた」と語っている。また、長崎、島根での補選では、自主投票で立憲候補者の勝利に貢献している。

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「日米安保の容認」に転換し、一路政党消滅に向かっていったのはかつての社会党だ。
沖縄の現状を見れば、事実上の軍事的植民地状態に陥れているのは日米安保条約とそのもとでの地位協定なのであって、日米安保条約廃棄を掲げる政党がこの日本に存在することは日本の政治において誇りうることだと私は考えている。

日本共産党の立場は、安保条約に対する態度や自衛隊違憲論を野党共闘の前提とはしないことを明言しているが、中北氏はそれが目に入っていないのか、お気に召さないのか、全国のすみずみでどのように野党共闘を追及して努力されているのかは全く視野に入っていないようだ。共産党への注文があるのであれば、もう少し事実に即して問題点や改善点を求めるべきだろう。
「世の中はリベラル化しており、社会のさまざまな組織の形も軍隊調ではなく、フラットなネットワーク型に変わってきている。自由で開かれた党組織に転換しなければ、若年層は入ってこない」などと、まるで共産党を軍隊でもあるかのように描くのは、為にする論評と言われても仕方がないのではないか。

共産党が安保・自衛隊容認に転換し、社会民主主義政党に「脱皮」すれば、党勢は拡大し、未来への展望が開けるのか、それこそ支配階級が欣喜雀躍、狂喜乱舞することであって、国民の側からいえば共産党消滅への階段を転げ落ちることになるだろう。

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私自身は、外から日本共産党の発展を願っているだけなので、組織的な問題については触れられる程度で意見を述べることは今後あり得るが、中北氏のような傍観者的でマスコミ受けするような見方とは相容れない。日本共産党への意見を述べるのであれば、もっと別の<実践的かつ建設的な>言い方があるはずだ。
自民党をここまで追い詰めた端緒を切り開いたのは日本共産党の告発であるし、3補選での勝利に大きく貢献した一端を日本共産党が担っていたことを忘れてはならない。一部メディアや中北氏のような「評論家」的論評に惑わされることなく、政治の深部の変化をしっかり見据えていきたいと思う。


5月9日(木) 富山出身 兄弟ロックバンド

2024-05-09 22:05:58 | 日記

MNEMOさんのブログで、富山出身のロックバンド「SAHAJi」がイギリスのチャートで8位に入ったと紹介されていた。富山出身ということで、ちょっと興味を惹かれたわけですけど、実際に曲を聴いてみると、ロックに疎い私でも心地よく聴くことができるなあ・・・
しかし、MNEMOさんの歌は、こんなもんじゃないね。年季も実力も違う。やっぱりアメリカよりはイギリスでの紹介が必要なのではないのでしょうか。

仲間から「Project Hydrangeasで私のプロ・ミュージシャン仲間の協力を仰ぐ以上、
世界を意識して、周到な計画の下、最善を尽くすべきだ」と進言されたと書いてありました。私も全く同感です。

最善を尽くすのはもちろんだが、なぜ音楽活動をするのかといえば、それは単なる自己満足でも自己顕示でもなく、「単純に仲間たちの演奏を聴きたい、一緒に奏で合いたい」という気持ちを込めつつ、国籍を超えて多くの人々と曲に込めた思いを共有したいということからでしょう。全英チャートに入るかどうかということよりも、そのチャンスをつかめるのであれば、挑戦してみるのもいいんじゃないかなあ。きっと自己の音楽活動にも新しい地平を発見することにつながるのではないのかしら・・・とまあ、勝手なことを妄想しております。
そりゃまあ、Hydrangeasにほぼ実名で登場した私ですから、それだけのことは言う権利がありますわね。

読売新聞オンラインには、このバンドのことがかなり詳しく書いてありました。
兄弟バンドなんですってね。小学生で路上ライブをやっていたらしい。レコード会社と育成契約を結んで一旦は上京したけれど、日本語で歌うスタイルが合わずすぐに富山へ戻ったとも書いてありました。英語でのロックのスタイルはMNEMOさんといっしょじゃないですか。

富山のチューリップテレビではさらに詳しく報道していましたよ。「富山で生まれた楽曲がロックの本場を酔わせています」だって。いいニュースだね。


5月9日(木) 新町長への期待

2024-05-09 21:26:41 | 日記

アスパラガスを作っている友人から新鮮な何本かを購入し、昼、夜と食しました。
柔らかくて実に美味かった。以前妻がスーパーで買ってきたものと比べても、格段に味も食感もよく、やはり丹精込めて栽培しているものは違いますね。
「朝5時から起きて作業している、もう辞めたくなった」とこぼしていましたが、楽しみにしている人が大勢いいます。「やんだぐなった」(これは仙台弁か)と言わず、また、よろしくお願いします。

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新しい町政になってから1ヶ月。6月議会が終わってみないとまだどんな動きになるのか、全く分かりませんが、二人の町長の10数年の間に、随分とこの町の行政運営は劣化してしまいました。それをどう立て直すのかが、新町長1期目の課題であることは間違いありません。が、果たしてどこから手を付けていけばいいのか。

それには、前の町長時代の何が問題であったのかをしっかり総括しなければなりませんね。私自身の感想では、3つのポイントがある。

第1は、池田町の町づくりの長期ビジョンを全く欠いていたこと。そのために、目の前の課題にとらわれたり、前例主義に固まって新しいことに目が向かなかったり、問題があってもそれを根本的に克服するという姿勢にならなかったことです。
この間に、池田町の人口は坂道を転げ落ちるように減少。2013年から2023年までの10年間で1200人も減少してしまいました。現在は年140~150人の割で減少を続けています。松川村は540人の減少に過ぎません。しかも最近はほとんど減少せずに持ちこたえている。
池田町には、大型スーパー、ドラッグストア、農機具などのショップが新たに開店し、一見賑わっているように見えてはいますが、今後の高齢化と人口減少を考えれば、いつ撤退してもおかしくない状況です。近く必ず淘汰の時代がやってくる。実際に町がメインの銀行としている八十二銀行が松川に統合されてしまったのですから。

第2は、町長のリーダーシップの欠如と、庁内での意思決定の手続きが不足。それが原因で他からの介入を招き、役場職員の士気の低下を招いたことです。
例えば、予算編成の際に、どの自治体でも「予算編成方針」を策定し、議会にも住民にも周知をした上で、それにもとづいて編成作業や査定を行うのですが、まともにその作業をやったのを見たことがありません。町民に説明をしたのは財政危機が深刻になった歳の1回だけ。

また、農業法人化の施策を立てる際にも、県議の言うとおりに従い、担当課には何も指示を出さず、担当課はどこから方針が出てくるのかわからないという事態に陥って混乱を極めました。
町の最上位計画である総合計画(後期)を策定する際には、その骨子についての基本方針を示さないために、結局担当課の職員が前期のものを土台に「適当に」アレンジするという程度のものに終わっています。財政危機を引き起こし事態が根本的に変わってきているのにです。その反省には全く触れられていない。

第3は、住民への情報の提供が不十分で、「住民に開かれた町政」「住民とともに進む町政」という観点が決定的に欠如していたこと。
住民の町づくりへの関心が低下したわけではけっしてありません。ただ、高齢化によって活力が低下したり、世代交代がうまくいかなかったりということはあるにせよ、いろいろな場面で若い方達の多様な活動が根付いてきているのです。
そうした町づくりへの意欲を汲み取るのではなく、全く他人事のように見て、町民とともに町政をつくっていくという気風が役場には見られないこと。これは、町づくりをすすめる町政としては致命的な欠陥です。理事者、幹部職員がそれを放置したばかりか加速させてきたという自覚が必要です。

これからの町政に求められることは、上に書いたこれまでの欠陥、不十分さをひっくり返せばよろしいのです。
その際に、一気に進めようとせず、これを掴めば他の問題も派生的に解決するという課題の整理と優先順位の付け方がポイントになります。

少子化の対応1つをとっても、昨年保育園を統合してしまった訳ですから、それを容易にもとに戻すことはできない。しかし、その背景には、ボロい環境の保育園よりは、まだ新しい保育園で見てほしいという素朴な保護者の声もあるわけですから、小さくても環境の整った場をどうつくるのかの見通しを立てること、それまでに、若い層の転出を防ぐための住宅建設、若者住宅のための宅地造成などを計画的に進めること、さらには、子育て支援金の拡充などが必要になるでしょう。

1期目の4年間で、それをどう実現するのか、財源と予算措置をどうするのかを深く研究し方向付けることが求められる。
遠くの他県の実例を見る必要はありません。お隣の松川村が地道にその方向で成果を上げているわけですから、よいところは学び、池田町独自の施策として取り込んでいけばよい。

行政職員は、それが自分たちの町の発展に寄与すると思えば、多少の困難があっても意気高く取り組むものです。進取の気風を失い、惰性で毎日を過ごせば、どんな智恵も湧いてはこない。そこにこそ新町長の腕の見せどころがあるのではないのでしょうか。