Mooの雑記帳

日々の感想などを書いていきます。

5月9日(木) 富山出身 兄弟ロックバンド

2024-05-09 22:05:58 | 日記

MNEMOさんのブログで、富山出身のロックバンド「SAHAJi」がイギリスのチャートで8位に入ったと紹介されていた。富山出身ということで、ちょっと興味を惹かれたわけですけど、実際に曲を聴いてみると、ロックに疎い私でも心地よく聴くことができるなあ・・・
しかし、MNEMOさんの歌は、こんなもんじゃないね。年季も実力も違う。やっぱりアメリカよりはイギリスでの紹介が必要なのではないのでしょうか。

仲間から「Project Hydrangeasで私のプロ・ミュージシャン仲間の協力を仰ぐ以上、
世界を意識して、周到な計画の下、最善を尽くすべきだ」と進言されたと書いてありました。私も全く同感です。

最善を尽くすのはもちろんだが、なぜ音楽活動をするのかといえば、それは単なる自己満足でも自己顕示でもなく、「単純に仲間たちの演奏を聴きたい、一緒に奏で合いたい」という気持ちを込めつつ、国籍を超えて多くの人々と曲に込めた思いを共有したいということからでしょう。全英チャートに入るかどうかということよりも、そのチャンスをつかめるのであれば、挑戦してみるのもいいんじゃないかなあ。きっと自己の音楽活動にも新しい地平を発見することにつながるのではないのかしら・・・とまあ、勝手なことを妄想しております。
そりゃまあ、Hydrangeasにほぼ実名で登場した私ですから、それだけのことは言う権利がありますわね。

読売新聞オンラインには、このバンドのことがかなり詳しく書いてありました。
兄弟バンドなんですってね。小学生で路上ライブをやっていたらしい。レコード会社と育成契約を結んで一旦は上京したけれど、日本語で歌うスタイルが合わずすぐに富山へ戻ったとも書いてありました。英語でのロックのスタイルはMNEMOさんといっしょじゃないですか。

富山のチューリップテレビではさらに詳しく報道していましたよ。「富山で生まれた楽曲がロックの本場を酔わせています」だって。いいニュースだね。


5月9日(木) 新町長への期待

2024-05-09 21:26:41 | 日記

アスパラガスを作っている友人から新鮮な何本かを購入し、昼、夜と食しました。
柔らかくて実に美味かった。以前妻がスーパーで買ってきたものと比べても、格段に味も食感もよく、やはり丹精込めて栽培しているものは違いますね。
「朝5時から起きて作業している、もう辞めたくなった」とこぼしていましたが、楽しみにしている人が大勢いいます。「やんだぐなった」(これは仙台弁か)と言わず、また、よろしくお願いします。

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新しい町政になってから1ヶ月。6月議会が終わってみないとまだどんな動きになるのか、全く分かりませんが、二人の町長の10数年の間に、随分とこの町の行政運営は劣化してしまいました。それをどう立て直すのかが、新町長1期目の課題であることは間違いありません。が、果たしてどこから手を付けていけばいいのか。

それには、前の町長時代の何が問題であったのかをしっかり総括しなければなりませんね。私自身の感想では、3つのポイントがある。

第1は、池田町の町づくりの長期ビジョンを全く欠いていたこと。そのために、目の前の課題にとらわれたり、前例主義に固まって新しいことに目が向かなかったり、問題があってもそれを根本的に克服するという姿勢にならなかったことです。
この間に、池田町の人口は坂道を転げ落ちるように減少。2013年から2023年までの10年間で1200人も減少してしまいました。現在は年140~150人の割で減少を続けています。松川村は540人の減少に過ぎません。しかも最近はほとんど減少せずに持ちこたえている。
池田町には、大型スーパー、ドラッグストア、農機具などのショップが新たに開店し、一見賑わっているように見えてはいますが、今後の高齢化と人口減少を考えれば、いつ撤退してもおかしくない状況です。近く必ず淘汰の時代がやってくる。実際に町がメインの銀行としている八十二銀行が松川に統合されてしまったのですから。

第2は、町長のリーダーシップの欠如と、庁内での意思決定の手続きが不足。それが原因で他からの介入を招き、役場職員の士気の低下を招いたことです。
例えば、予算編成の際に、どの自治体でも「予算編成方針」を策定し、議会にも住民にも周知をした上で、それにもとづいて編成作業や査定を行うのですが、まともにその作業をやったのを見たことがありません。町民に説明をしたのは財政危機が深刻になった歳の1回だけ。

また、農業法人化の施策を立てる際にも、県議の言うとおりに従い、担当課には何も指示を出さず、担当課はどこから方針が出てくるのかわからないという事態に陥って混乱を極めました。
町の最上位計画である総合計画(後期)を策定する際には、その骨子についての基本方針を示さないために、結局担当課の職員が前期のものを土台に「適当に」アレンジするという程度のものに終わっています。財政危機を引き起こし事態が根本的に変わってきているのにです。その反省には全く触れられていない。

第3は、住民への情報の提供が不十分で、「住民に開かれた町政」「住民とともに進む町政」という観点が決定的に欠如していたこと。
住民の町づくりへの関心が低下したわけではけっしてありません。ただ、高齢化によって活力が低下したり、世代交代がうまくいかなかったりということはあるにせよ、いろいろな場面で若い方達の多様な活動が根付いてきているのです。
そうした町づくりへの意欲を汲み取るのではなく、全く他人事のように見て、町民とともに町政をつくっていくという気風が役場には見られないこと。これは、町づくりをすすめる町政としては致命的な欠陥です。理事者、幹部職員がそれを放置したばかりか加速させてきたという自覚が必要です。

これからの町政に求められることは、上に書いたこれまでの欠陥、不十分さをひっくり返せばよろしいのです。
その際に、一気に進めようとせず、これを掴めば他の問題も派生的に解決するという課題の整理と優先順位の付け方がポイントになります。

少子化の対応1つをとっても、昨年保育園を統合してしまった訳ですから、それを容易にもとに戻すことはできない。しかし、その背景には、ボロい環境の保育園よりは、まだ新しい保育園で見てほしいという素朴な保護者の声もあるわけですから、小さくても環境の整った場をどうつくるのかの見通しを立てること、それまでに、若い層の転出を防ぐための住宅建設、若者住宅のための宅地造成などを計画的に進めること、さらには、子育て支援金の拡充などが必要になるでしょう。

1期目の4年間で、それをどう実現するのか、財源と予算措置をどうするのかを深く研究し方向付けることが求められる。
遠くの他県の実例を見る必要はありません。お隣の松川村が地道にその方向で成果を上げているわけですから、よいところは学び、池田町独自の施策として取り込んでいけばよい。

行政職員は、それが自分たちの町の発展に寄与すると思えば、多少の困難があっても意気高く取り組むものです。進取の気風を失い、惰性で毎日を過ごせば、どんな智恵も湧いてはこない。そこにこそ新町長の腕の見せどころがあるのではないのでしょうか。