Mooの雑記帳

日々の感想などを書いていきます。

3月1日(火) 日本の進路もまた試されている

2022-03-01 22:46:12 | 日記

ウクライナでは、ロシア軍が一時乱れたの態勢を立て直し、キエフやハリコフの包囲し、無差別攻撃をしかけ、軍と民衆を屈服させようとしている。ウクライナ軍の抵抗にいらだちを見せるプーチンは、核の威嚇どころか、戦術核も使用しかねない暴君ぶりで、ゼレンスキー大統領の言うとおり、まさしくテロ国家の様相です。。

日本政府が明確に「侵略」と言い始めたのに、テレビ各社など大手メディアは相変わらず「軍事侵攻」。ロシアが一方的に軍事制圧しようとしている侵略行為であることを明確にし、ウクライナから撤退せよと主張しなければならないのにです。

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日本では、ロシアの核の威嚇に便乗した、トンデモ議論が公然と流されている。
アベ元首相のジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」での発言、および橋下徹のお追従発言で、彼らが何を考えているか浮き彫りにされている。

要するに、二人は次のようなことを言いたいらしい。

・かつて世界第3位の核保有国だったウクライナが、今苦労しているのは核を全廃したからだ。ドイツ、ベルギー、オランダ、イタリアなどの各国での安全は、核シェアリングで守られている。日本も、その議論をしていくべき。
・当面、非核3原則の「持ち込ませず」は見直しが必要。米国と共同して中距離ミサイルを日本に置くことも考える。日本がいきなり核を保有するのは現実的でないにせよ、非核三原則の「持ち込ませず」は、米国と共同で(見直す)という議論をしていく。
・「敵基地攻撃」という言葉にこだわらなくてよい。基地である必要は全然ない。軍事中枢のインフラを破壊する反撃力を持つことだ。
・プーチンには領土的野心はなく、ロシアの防衛、安全の確保の観点から行動を起こしていることを正確に把握すべきだ。

「あべぴょん」と「裏凍みる」くんとの友情はいまだ固いらしい。

核シェアリングについての二人の認識がトンチンカンであることは、軍事ジャーナリストの前田哲男氏がきちんと指摘している。

橋下徹は、相変わらずの「論法」で、ウクライナ支持、ウクライナ支援を訴える人々を冷笑。ポール・マッカートニーがウクライナ支持を表明したその日のことだ。

・日本国内でウクライナの国旗を掲げて集まってもクソの役にも立たない。
ウクライナとともにあると威勢よく言っていた国会議員は直ちにウクライナに行って戦え。それが本当に日本人を守るのか口だけなのかのリトマス試験紙。おそらく日本の国会議員のほとんどは行かないだろう。
・究極の圧力は戦闘、軍事力なんだから、朝日社員をごっそり外国人部隊としてウクライナに送ってな。

「おまえが行け」というリツイートが山ほど寄せられているのも宜なるかな。

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ついでに、維新、アベの憲法9条潰しもまた活発になっている。
ロシアを非難するのではなく、憲法9条を非難する彼ら。よほど日本の核武装が欲しいらしい。

松井一郎:志位さん、共産党はこれまで9条で他国から侵略されないと仰ってたのでは?

志位氏の返答:プーチン氏のようなリーダーが選ばれても、他国への侵略ができないようにするための条項が、憲法9条なのです。
憲法9条を学ぼうとも、理解しようともせず、ウクライナへの侵略を止めるために声をあげることもなく、ウクライナ問題を利用して憲法9条をおとしめる。一部の人々の言動は、恥ずかしいことです。

山添拓氏の返答:憲法9条は、ロシアのように政府が他国への侵略行為に及ぶのを防ぐための規範。
もちろん戦争を防ぐには、9条の存在だけで足りるわけではない。9条を活かし、対話と協力の地域を築く不断の外交努力があってこそ平和は維持される。
ウクライナ情勢に絡めて9条をけなすのは、筋違いも甚だしい。