[HRPニュースファイル503]転載
日本よ、占領軍のマインド・コントロールから目覚め、
「信仰」と「国家」を取り戻せ!
2012年12月30日
平成24年(2012年)も幕を閉じようとしています。
今年は、野田政権の消費税増税法案の可決から衆議院選挙まで
多くの政治的出来事がありましたが、安全保障面では
日本の国難が降りかかった一年でした。
本年の最後に、日本国憲法を軸に、この国のあり方に
ついて改めて考えてみたいと思います。
■「平和憲法」に隠れされた意図
日本国憲法の前文には、日本の国がいかなる国をつくるのか、
そのポリシーが掲げられています。
憲法前文には「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、
われらの安全と生存を保持しようと決意した」とあります。
それは「日本は、平和を愛し、考えに偏りのない公平で
約束を守る周辺諸国を信頼して国民の生存を保っていく
ことを決意しました」ということを意図しています。
その前提には、次のような言葉が隠されています。
「もう日本は絶対にアジア諸国に対して悪いことは致しませんから……」
アメリカの占領政策の下、日本国民は戦後教育の中で、
「先の大戦で日本がアジアに進出し、悪いことをしなければ、
世界は平和だった」という日本を断罪する「自虐史観」が
教えられて来ました。
日本人全員がマインド・コントロールによって、
「(ならず者国家である)日本さえ、何もせずに静かにしていれば、
(善なる国々に満ちた)世界は平和である」と潜在意識に
刷り込まれてきたのです。
ここに占領軍が練り上げた「平和憲法」の真なる狙いがあります。
これが日本国民、政治家の潜在意識まで支配しているために、
中国が尖閣諸島を脅かしても何の手立ても打てず、北朝鮮が
日本にミサイルを撃っても、迎撃の命令も出せない心理が働くのです。
◇平和を愛する諸国民?
今年は、尖閣諸島での中国の領海侵犯と領空侵犯、前韓国大統領の
竹島上陸、北朝鮮のミサイル発射等の事件がありました。
中朝韓は、日本が黙っていることを良いことに、それに乗じて
日本を脅かす存在であることを証明するような年になりました。
いったい日本国憲法がいう「平和を愛する諸国民」は、何処に
存在するのでしょうか?
国を守る努力もなく、他国に自分の国の生存を委ねる国民は、
精神的には属国下にあるようなものです。
ですから、従軍慰安婦問題や南京虐殺など歴史問題で、歴史的公正な
検証もなく、ただ中韓から謝罪を迫られては、繰り返し謝罪し、
「お金」を要求されるのです。
◇日本の支柱に「信仰」と「国家」を
先の大戦でアメリカは、日本という小国が敗戦したとはいえ、
世界を相手にあそこまで戦ったことに対して、二度とアメリカの
脅威にならないように、占領政策を通じて日本人の精神的な支柱を
骨抜きにしました。
その精神的な支柱が「信仰」と「国家」です。
神仏を尊び、祖先が築き上げてきた尊い歴史に誇りを持ち、世界での
日本の役割を果たそうとしてきたのが私達日本の先人たちです。
そうした自国への誇りから、「国を愛する心」も生まれます。
その尊い歴史に連なり、自己の欲を捨て、公のために尽くそうとする
献身の精神が、これまでの日本の歴史を築き上げてきたのです。
この「信仰」と「国家」が戦後失われてしまいました。
まさに民主党の「生活第一」という政策は、個人の利益を優先する
政策であり、そこから「国家」の理想が生まれてくることはありません。
国防上の危機が押し寄せて来ても、的確な対策が打てない理由は、
守るべき「国家」を失ったためです。
歴史の最先端にある今の時代に生きる私たち日本人は、先人たちから
尊い使命のバトンを受け継いでいます。
日本の国は、世界に真の平和をもたらす尊い使命を託された国です。
私達は、その歴史を受け継ぎ、「信仰」と「国家」を取り戻すこと
によって、強く豊かな国を建設し、世界の国々をも幸福にしていく
尊い使命を実現しなければなりません。
幸福実現党は矢内必勝・新党首の下、宗教政党としての使命をより
一層、全面に押し出し、この国に精神的支柱を打ち立て、自由闊達
でエネルギッシュな政治活動を通じ、「日本再建」を果たして参ります。
来年もご指導ご支援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
(文責・佐々木勝浩)
執筆者:佐々木 勝浩 (62)
政務調査会 課長代理
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