あやめな日々 in OSAKA

広島女学院同窓会大阪支部の活動をゆる~く報告&プライベートを気ままにひとりごと

長崎市だけのタウン旅行に行ってきました~4,軍艦島クルーズ&軍艦島デジタルミュージアム

2022-10-23 18:32:51 | 旅行

長崎市だけのタウン旅行へ行ってきました、の旅行記の続きです。

 

2日目 午後

そろそろランチへ行こうかしらと、グラバー園から下りてきました。

でも、雲一つない青空に誘われて、どうしても船に乗って海へ出てみたくなってしまいました。

軍艦島への乗船ターミナルが近くにあるのは知っていましたが、

廃墟を見るために、わざわざクルーザーに乗ってまで行く気にはなれませんでした。

だけど、

真っ青な空、紺碧の海、クルーザー…この魅力的な言葉が頭の中でくるくる回っています。

じゃあ、ちょっと席があるか聞いてみるだけ聞いてみようかしら?

ちょうど、軍艦島デジタルミュージアムと軍艦島コンシェルジュと言うツアー会社の受付がありました。

 

軍艦島ミュージアム&軍艦島コンシェルジュ

お客様でしょうか? 次々と入って行かれます。

 

やっぱり、ほぼ満席状態

普通席、クルーザー下席は満席、明日も満席。

プレミアム席も満席

行かない、絶対行かないって言ってたのに、

これも満席、あれも満席、明日も満席、となると俄然行きたくなるのが心情。

あら、ラッキーです、スーパープレミアム席、残2席ありました。

えっ

でも、プレミアム席の2倍と、かなりエクスペンシブ

ど~しよど~しよ、優柔不断に考えてると席が売り切れてしまいます。

えい、全国旅行支援で宿泊代がお安くなったので、このさい、これで行ってみよう~

 

さすがスーパープレミアム席でございます、乗船前にミュージアムでレクチャーがあります。

プロジェクションマッピング、島の模型を見ながら、軍艦島についてお話を聞きます。

廃墟でしょ、とだけ思っていた私は、なんて無知だったのでしょう。

あの頃、あの地での生活とは、炭鉱の仕事で坑道へ入っていくとは…

いろいろと知っていくに連れ、どんどん軍艦島へ行ってみたくなりました。

 

今はもうない街の灯り

かつてはこのように、窓の灯り一つ一つに人の暮らしがありました。

 

さすがプレミアムプランの御一行様、乗船場所までスタッフがお連れくださいます。

クルーザー「ジュピター」に乗船

 

出港です

長崎市内を後にして、クルーザーは内海を快適に飛ばしていきます。

 

世界遺産 ジャイアント・カンチレバー・クレーン

このクレーン、明治期の日本初の電動クレーンなのだそうです。

ちょうどT字になっていて、良く見えました。

驚くことに現役で、ちゃんと働いているそうです。

ただ、エレベーターがないので、操縦室まで自力で登るとかなんとか…え~

 

 

三菱重工業長崎造船所

天下の三菱マークが、くっきりはっきりとそびえております。

たぶん、この左手が世界遺産の構成資産、第3ドックだと思います。

 

第2ドックが見えるので、ちょうと船がいるあたりが第3ドックかな?

100年以上現役の世界遺産、第3ドック、なんだか愛おしくなりますよね。

 

女神大橋(ビーナスウイング)

 

大橋をくぐると、外海へと向かいます。

 

島を見ながら、45分の船旅です。

 

あっ、あれは

世界遺産 軍艦島が見えてきました

軍艦島、正式名称は端島、こう見えて長崎市です。

 

たしかに、軍艦が進んでいるように見えます。

近付いてから、周遊して、絶景写真スポットで停止してくれます。

 

逆光もまたステキな軍艦島

 

ぐるっと一周

乗船しても見ることのできない地区も、クルーザーから見ることができます。

 

ベストショットです。

 

スーパープレミアム席の特典で、前方デッキへ上がることができます。

ちょっと揺れるから怖いけど、気分は、ほとんどタイタニック状態

写真は、他の人が映ることなくきれいに撮れました。

 

軍艦島上陸

知らなかったのですが、波の高さによっては、上陸できるとは限らないのだそうです。

上陸可能な日は、年間100日くらい、確率3分の1。

上陸できて良かったと、今さらながらほっとしました。

 

廃墟です。

かつては人々でごった返して賑わっていた一つの町が、誰一人いなくなり、

建物は朽ちていく。

 

第1見学広場から

 

第2見学広場から

ここは、煉瓦でできていました。

 

竪坑桟橋跡

ここから地中へ深く深く入っていくのです。

地下垂直600メートル以上だったとか。

600メートルって…それほど深くですか…

 

世界遺産として評価された明治期の石積護岸の跡

 

見学通路は、整備されていて見学場所も決められています。

危険なので、それ以上中には入れません。

 

第3見学広場から

こちらが倒壊が急速に進んでいる30号棟。

中が吹き抜け構造になっているアパート。

 

 

 

帰りのクルーズへと乗船します。

 

飲み物はお好きなように冷蔵庫からいただきます。

おしぼり、お菓子やキャンディーも配られます。

 

かすてらあいす

こちらは、販売で回ってきます。

 

アイスクリームが見えませんが、カステラにサンドされてて美味しかったです。

ちょうどこの日は暑かったので、冷たいスィーツが欲しかったところでした。

 

クルーズから下船後、軍艦島デジタルミュージアムを見学しました。

軍艦島模型

クルーズ前にも、こちらでレクチャーがありましたが、

実際に上陸した後で、もう一度じっくり見てみました。

 

 

30号棟アパート模型

まだ倒壊していない頃のアパートは、こんな感じです。

 

倒壊が進んで。

かなり壊れてきていますが、今はさらに進んでいました。

 

アパートの中の模型

この30号棟は、六畳一間の部屋だったそうです。

でも、テレビの普及率が25%だった当時の日本で、ここは100%の普及率。

全家庭がテレビを持っていて、アンテナが林立していたそうです。

なかなかの充実の生活ですね。

 

今回、軍艦島へ行ってみて、心に迫るものがありました。

それは何なのでしょうか?

私も暮らした昭和時代へのノスタルジーでしょうか?

あるいは人が去った跡の空虚さでしょうか?

とても印象深い所でした。

映画やMV、PVのロケ地として使われていますが、来てみて初めてわかったような気がします。

旅行から帰ってから、長崎市や軍艦島の話をしたら、

筋金入りのB‘zファンの友人が、「B‘zのPVのロケ地なんだよ」と教えてくれました。

そうですか、やはり何か感じるところがおありだったのでしょうね。

 

次回へ続く

それではまた~

コメント
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