いまいちばん高そうなスコッチウイスキーは、1850年に造られたボウモアのシングルモルト、オークションで日本円換算690万円の値がついたものだそうです。
⇒ http://p.tl/1wUS
1850年、イギリスとフランスの国際的な発言力が強まり始めた時代です。
3年後には、アメリカからペリーが、浦賀にやってきています。メキシコからアリゾナ、コロラド、ニューメキシコ、ワイオミングの広大な土地、メキシコ領の3分の1をぶん取った米墨戦争で功績のあった、アメリカ艦隊の司令官です。
洋酒というものは、飲まれずに残ると値打ちの出てくる不思議な飲み物です。
外部と絶縁されたあの液体は、160年も経ったいま、どういうものになっているのでしょうか。飲んでみなければわからず、飲めばなくなってしまうから飲まずに持っている、そうなったときには、もう酒ではなくなっているのでしょう。
熟成といっても、それが永遠に続くはずはありません。
素直に想像をめぐらせば、12年か、15年か、最高の味に達した後、きっと衰えていくでしょう。
いつだったか、帰りの機内でCAの営業に協力したバランタイン17年、値ごろ味ごろの、あれは美味かった。
ウイスキーも、いったん上空に昇ると、味も上がるのでしょうか。
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