いまいちばん高そうな日本酒は、山形の地酒「十四代」の最高峰といわれる、
「十四代 龍泉」 720 m l 126,000円 のようです。
【酒造好適米「龍の落とし子」を高精白し、限界低温発酵後、雫取り、斗瓶囲いしたものを氷温貯蔵し熟成させた純米大吟醸酒】と紹介されています。
酒の紹介が米のことから始まるのは、米と銘柄が緊密にリンクしているからでしょう。
そこには、ブラックタイガーを車えびと呼ぶようないい加減さはありません。
美味い酒は、造り方に合ったよい米から生まれます。
農産物規格規程という決めごとがあって、そこでは酒を造るための米を一般用のうるち、もち米と分けられています。
しかし、一般用の米で酒を造ってはならないというバカげたしばりは、さすがにありません。杜氏の腕次第で、一般用の米からも美味い酒は出来ます。
米の紹介に書かれている「酒造好適米」は、醸造適性が規格とよく合っている米なのですが、ここでまた醸造適性の低い米はどうなのかという疑問が出てきます。
これもまた杜氏の技量でよい酒は出来るのです。
「酒造好適米」ではないけれども一般の米とは違う、区別したからには、それにも呼び方がなければ困ります。名づけて「酒造適正米」、好適ではないけれども適正であるというわけです。
♪ お酒もいろいろ お米もいろいろ・・・
ああ、美味い酒を呑みたい。いいや、美味い酒が呑みたい。
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