・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

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なぜ原子力にこだわるのか

2014年07月08日 | つぶやきの壺焼

持って行き場のないものを後からあとから作り続けるのは、動物が種の永続を願う本能の変容でしょうか。
さしあたりの処置はともかくとしても、さしあたりの行動が、始めた途端にやめられないことになってしまう、それが始末の悪いところです。
続けることが種を根絶やしにするおそれがあっても、いま続けることを先にしたがる、それが人類の最悪の習性です。

続けることでいい思いのできる人、生きがいを感じる人、苦痛であってもほかに何もできない人、さまざまな人たちが、止めることには行動を起こしません。
止めようやめようと騒いだところで止める力にはならないのに、騒ぐことを始めればそれだけを続けます。
止めるために何をしなければならないかに、知恵のある人知識を持った人も、自分の力を出し尽くそうとはしません。
みな観客席側に座り込んで、「続ける」ことだけを続けます。

なぜ止めないのかは、「止められないと思っている」こと以外に理由はありません。

原子力問題も、対テロ問題も、止められないという理由をそれぞれに見つけ出して、永遠の非常時を維持することに力を入れ続けます。
なぜそういうバカげたことを続けるのか、それは、続けなければならない、「もうやめた」と言ってはいけない、と思い込んでいるからです。
「もうやめた」と言われると困る人は、世界の人口のせいぜい1%ぐらいかもしれません。
どこにいるのかさえわからないその人たちのために、仕掛けたことをとにかく続けて、99%のひとびとは毎日を過ごしているのです。
人間は、苦楽成否にお構いなく、永遠を好む生きものなのでしょう。

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