姿かたちを変える「へんそう」には、変装と変相と、二つの相があります。
身に着けるものを変えて別の姿に見せる変装は、驚きよりも笑いの要素が含まれやすく、愛嬌もあります。
うその顔を見せて、人を騙す変相は、笑ってはいられないことも起こします。
変装をしたがる人は、一人ひとりの楽しみのほうが多く、脱げば変わるという自覚も持てます。
変相は、それとは見せないでいるうちに、ほんとの顔とうその顔の見分けが自分でもつかなくなり、心の持ちようも変わってきます。
自分で見分けがつかなくなれば、周囲の人もだんだん見分けがつかなくなります。
うその顔が普段の顔になり、人格までも変わったとき、不幸は訪れます。
その人の不幸だけではすみません。
周囲の人の不幸だけでもすみません。
だいじな職を預かっている場合、それは、とてつもない大きな不幸になります。
ところで、変相婚活は詐欺なのでしょうか。
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