国会には、集中審議と呼ばれる会議があります。
その呼び名を聞けば、議会や委員会で重要な課題について集中的に審議を行うことだろうと思うでしょう。
実施規則があるわけでもなく、要求されれば首相や担当大臣も出なければならないようです。
集中審議をしたいから出て来いと言われ、それを断れば、後の話が進まなくなるでしょう。
集中審議というからには、何を審議するのか、集中対象が絞られなければなりません。
集中審議であれば、出席者の意識は、一斉に審議対象事項に向かなければならないのですが、TVに映させるようなパネルを持ち込んだり、粘り強さだけを強調して見せたりで、発言者の意識は議会の外に向かっているように見受けられます。
聞かれる声には・・「あり得ません!」・・「信じられません!」・・「まったく理解できません!」・・「まったくおかしいですよ!」の連続のこともあります。
これでは審議ではなく、一所懸命であるという演技と、わいわい騒いでいるだけの熱心さを見てもらいたいというだけの集中にしか見えません。
異方向に集中しすぎた意識下では、することが度外れになれば、ほめられたい根性への効果は逆になるということに気がつかないようです。
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