・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

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あった まさか:11 見せたい侵略

2020年09月11日 | つぶやきの壺焼

侵略が、善悪とは無関係で、優劣で価値が決まり、強く激しければ優、その逆は劣としている疑似国家組織がごく間近にある。

優勢を示すにはその姿を見せなければならない。
国家組織でなく官僚組織がそれを真似し始めると、官僚の存在意義などそっちのけになる。

定められた役割からはみ出ても、カッコよさ、パフォーマンス第一が見え見えになる。
見せるためなのだから、見え見えは当たり前で、見え見えが恥ずかしいことなどと、彼らは考えていない。

ある省庁から「デジタルツインの実現に向けて連携を拡充~充実や改善に向けた意見募集中」という広告が出た。

デジタルツインは、現実の世界から収集した様々なデータを、双子を見るように、コンピュータ上で再現する技術手法に過ぎない。
技術手法であれば、科学あるいは製造技術のことで、旗揚げした省庁が目標に掲げるようなことではないだろう。
それを崇高な目標であるかのように、実現、充実をさせようというのは領域侵害ではないのか。

デジタルツインという名の、なんとはなしのかっこよさを看板に掲げ、意見募集というミンシュテキ運営の形を整えたつもりでも、それは見せたい侵略のまねごとに過ぎないのではないか。
いま、中央官庁がそんなことをしていてよいのだろうか。