緊急事態のもとで役所の要請に素直に応えられない人がいます。
何でも意のまま、というより、意を働かせることさえ身についていない野放図な人たちです。
自分の外部とのかかわりを、見よう見まねで、誰にも何も妨げられずに大人になってしまった人たちです。
その人たちは、ふだんは自由奔放がうらやましがられ、可愛がられて、朗らかに暮らしていますが、我慢するという非常時に必要なことには不慣れで、それが必要なときにどうしたらよいのかわからないのです。
のびのび育てるということが、一切我慢をさせないこととは違うのだと、その人の親たちが、今になって気付いたかどうか、もしそういう人がいてくれれば、チャイナ肺炎騒ぎもいくらかはプラスになったということなのでしょう。