・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

駝蛇例遊:29 しんとう

2020年01月23日 | つぶやきの壺焼

しんとうという言葉の中で、一つだけ発音音程の違う「浸透」は、静かにゆっくり、だんだん効果が強まっていく作用なので、それが起きていることになかなか気づきません。
狙う効果は次々世代あたりにあらわれるもくろみなので、目につかず希薄な、回りくどく階層的な、相互関係に当人も気づかない、知られてはならない間接的手法を織り交て使われます。

島を乗っ取りたければ、まずその近海に魚を捕りに行き、漁船の数を徐々に増やしていきます。
漁船が増えたら、見せるための武器を載せた警備の船を差し向けます。
海難事故を装って、相手の船に軽微な損傷を与える接触を試み、そこで乗組員が捕まっても裏から手を回して帰らせます。
遭難にあったふりをして島に上陸し、そこで穏やかな生活をはじめます。
ごくわずかな土地を、他人名義で買わせ、何段階かの売買を経てまとまった土地を使えるようにしていきます。
ある程度の広さにまとまった土地で、農業を始め水源も確保します。
生活の実態が備われば住民ということになるので、いろいろな権利を得ることができるようになります。
浸透住民がまとまれば、街を占領し、広げていけば島も占領、元々の住民は浸透住民に使われて生活しなければならなくなります。

こうした裾野の作戦がうまくいけば、頂上にいる人は会う時だけのにこにこ顔で、国賓として招かれる約束を、鍛えられた口車を使って取り付けます。

そんな人を、放っておけばよいのにわざわざ相手にして気持をなびかせようと、大人ぶりをして見せる人も出てくれば、浸透工作大成功というわけです。

神道の国では、神のご加護でどんな悪者も心を改めないまでも開かせるぐらいはできるだろうと、錯覚願望が心頭を奇妙な滅却状態に陥らせます。
カネの亡者になり下がったバラバラ野党は、名前だけでもと新党への乗り換え作戦に夢中になっています。

この国は次々世代にはいったいどうなるのでしょうか。

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