モスクワの地下鉄で、ラッシュアワーにエスカレーターの両側を使うよう利用客に求めるキャンペーンを始めたというニュースがあります。
一つのステップを一人で占領せずに左右両側を使いましょうという呼びかけですが、日本では、言われなくても乗れば左側に寄り右側は急ぐ人が歩いて上がれるようにあけておくことが、自然に行われています。
歩くと危ないからやめてくれという放送を耳にすることさえあります。
体格の違いもあるでしょうが、エスカレーターのような一瞬の居場所でも自分のものという占有感覚が、彼の国の人には身についているのでしょうか。
互いに譲り合う心を持たない人々の国とは、それに合った付き合い方をしなければ、相手は譲られた恩義など全く感じません。
人間の性格はみな同じではないのです。