日本人は和を尊びます。
日本初といわれる貨幣にも和同開珎という文字が刻まれています。
仲よく、穏やか、素晴らしい性格です。
みんなに迷惑をかけない、自分勝手なことはしない、素晴らしい生活習慣です。
ところが、あまりにもかたくなに和にこだわっていると、和こそが宝ものとなり、和に瑕のつくことを極端に恐れるようになって、同調圧力の加えやすい状態となります。
一つひとつのことがらに、みなはどう考えているだろうか、それだけがまず気になります。
TVも新聞も、みなの考えを知るためのよりどころとして見たり聞いたりすることになります。
たちの悪いTV新聞が、多くの人の気持を、ある一つの方向に引き寄せるたくらみを持てば、見出しの一文字、キャスターのひとことで効果を得ることもできます。
TV新聞は間違ったことは言わない伝えないと信じ込んでいる人は、素晴らしくちょろいお客様ということになるのです。