町で最も安全な場所と思ってよいはずの交番で、殺傷事件が起きました。
交番には、狂った人が凶器を持ってやってくることもあったのです。
落とし物を届けに来たという狂言だったのか、会話中に狂い出したのか、当事者が二人ともいなくなって、もう一人が別の部屋にいたのでは、作り話しか残りません。
誰もいないことの多い近所の交番に不安を感じてもいましたが、警官が二人いてこうなったのでは、交番が危険な場所であるような、冗談を超えた曲解悪評のたねにもされかねません。
交通係のお手伝いで路上に身を潜めて立つより、だいじなことがありそうにも思います。