関空連絡橋事故で、原因は「予見できない異常気象」と、タンカーの船長がうそぶいているそうです。
内心しまったと思っても、弁護士の指示で会社からそう言えと命じられたとすれば仕方がないでしょう。
海も船も命を懸ける対象ではなくなっている雇われ船長なら、そんなものかもしれません。
そよ風でも台風でも、風任せ波任せ、これまで幸運に恵まれてきて、座礁や難破寸前の経験もなければ、風当たりの弱そうな懐のようなところが、いちばん安全と思ってしまうのでしょう。
風に吹かれても岸壁か橋のところで、コツンと停まるだろうと、たかをくくっていたのではないでしょうか。
失業率が減るということは、仕事をしっかりしてくれる人の割合も減ってくるということです。