「議会運営の慣習を引きずるだけでは政治のプロの仕事ではない」と青山繁晴は言います。
中継を見る気にもならないバカげたやりとりが、N町の大会堂で繰り返されます。
愚問からは愚答しか引き出せません。
もしアホらしくて気に入らない答弁が多ければ、その原因はほとんど質問側にあります。
だいじな課題はそっちのけにして、無駄な応答が繰り返されているのは、議長がそれを呆認しているからでしょう。
ワイワイ囲まれるとき以外に、緊張感をもっているのかどうか疑いたくなります。
何十年も同様のことを繰り返していれば、そういう慣習が出来上がります。
村社会ではとかく慣習をだいじにしますから、何よりもまず慣習に従わなければという妄信も根付きます。
慣習を引きずる人びとに名前ができました。
カスタム・トレイニー、"カストレ"です。
フランスのカストレという村は、中世の時代そのままの姿を残していて、そこに行くとまるでおとぎ話の中にはいり込んだ感じを受けるそうですが、偶然同じような呼び方になってしまったことを、カストレ村のかたがたにはお詫びいたします。