・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

万全の指示はシステムにどう働くか

2014年04月11日 | つぶやきの壺焼

道標の向きをイタズラで変えて遭難の原因になったというドラマがありました。
いまはスマホのガイドを頼りに歩くのでしょうか。
大きな自然の中で、小さな画面を見つめながら歩く、彼のドーミエにはどう見えるでしょう。


大型店でレジの行列が長くなると、「○○番レジ開放をお願いします」と放送があって、隣のレジが開かれます。
この開閉の指示放送は、進んだシステムなのでしょうか。

これは、システムを進んだものにしようとして人間が遅れていく、現代型の仕組みの一例のような気がします。
システムもまだ成熟までには手が届いていません。
来店客に聞かせる必要のない放送を店中に聞かせていること、社内連絡に丁寧語を使っていることなど、どこかチグハグなのです。
システムが進化すれば、指令は内側で行われ、客には気付かせないでしょう。
さらに進んで、指令を待たなくても一人一人が気付くようであれば最上です。
そんなひまはないと、従業員が思っているうちはまだまだ進化途上ということになります。
指示放送を聞かせることが、サービス性のアピールになる、という人もいるかもしれません。

人類は、システムを考えながら、そのシステムに寄りかかって成長を止めるという、おかしなことを続けている生きものです。

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