・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

錯覚

2012年01月08日 | つぶやきの壺焼

路地を歩いていると、同じような風景を見かけることがある。
トタンの塀も年季が入ると風景になる。

初めての道で、赤く塗ったというより、赤く剥げた塀を見かけたとき、あれ、またここに出たかと思った。
いや、違う。赤い塀の端に、赤が主色の看板のある様は同じだが、前に見た場所はここではなかった。
赤い看板は、赤い塀に釣り合うと思って貼り付けられるのか、並んだ姿がそっくりなのだ。

夢で同じような道を歩くことはときどきあるので、これは夢ではないかと妙な感覚を覚えた。
だが、夢ではなく、錯覚なのだ。
錯覚にも有害無害いろいろあるが、こういう無害な錯覚は、むしろ楽しい。