Chef's Note

『シェフの落書きノート』

西海トマトの季節

2012-04-02 | 美味しいお話
今年も西海トマトの季節になりました。
長崎県西海市のこだわりのトマトです。

2月頃から出回る塩トマト(塩含有量の土壌で育てられた熊本のトマト)も美味しいのですが…
塩トマトは、生産農家によって糖度などにバラツキがあって、選ぶのがわりと大変。

原口さんの西海トマトは、とびきりの品質なので安心して使えます。

西海トマトは、栽培が難しいといわれる『桃太郎の原種』です。

糖度も高く安定していて、バランスの良い酸味もありとても美味しいフルーツ・トマトです。
身質は、かなりしっかりしていて、火を入れても美味しく、ソテーしたり、フリットにして付け合せにしても良いです。

トマトの旬は、夏だと勘違いされている方も多いかと思いますが…
トマトは、標高の高いアンデス山脈で発見された植物
日本での旬は、冬なのです。
最近は、品種改良によって夏に旬を迎えるトマトもあります。

塩トマトの旬は、2~3月くらい。
西海トマトは、3月中旬~4月くらいです。

昨今、フルーツトマトは割と持て囃される野菜だと思いますが…
スーパーなどでも売られているのを買うと…
「な~~んだ、このトマトあんまり甘くないよ~!」
…とガッカリされたことも多いのではないかと思います。

今は、いろいろな所で栽培されているフルーツトマト
小さめのサイズで値段はどれも高め。

フルーツトマトと表示できる糖度などの品質基準をつけてほしいと思いませんか?
日本は、そういうところがとても遅れているんですよね。

この西海トマトは、僕がお奨めできるフルーツトマトですよ。





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