オーデック ブログ

写真好きの建築女子が綴る、日々のあれこれ!

板谷波山生家(茨城県指定史跡)

2018年04月24日 | 建物探訪
仕事で筑西市まで行ったので
「板谷波山生家」に寄ってみました。




近代陶芸作家の先駆者として知られる
板谷波山、波山の号は筑波山に因みます。

建物は江戸中期、木造平屋建
波山は明治5年から東京美術学校入学までの
明治22年まで、この家で過ごしたそうです。




敷地内には、東京田端に作られていた窯や
愛用のろくろなどが移築展示されています。


「三方焚口倒焰式丸窯」

明治39年の開窯とのことだが
このモダンな窯には驚きました。







こちらが展示館です


東京田端で制作活動をしながらも
故郷への想いを強く寄せていました。

それらを物語るのが、戦死者の遺族へ
自作の白磁香炉や白磁観音像を
贈っていたことです。(それらが展示)

また、地元に住む80歳以上の高齢者には
鳩杖(持ち手が鳩)を作り、一軒一軒まわり
直接本人に手渡したとのこと。
(こちらも展示されています)

波山の優しさが心にしみました。

県西方面へお出かけの際は
古い建物など見学しながらお寄りください。

板谷波山記念館

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