記憶に残したいこと

     忘れない為に....

「ひこばえ」

2024-02-10 07:44:22 | book

「とんび」に続いて重松清さんの本。

これも探していてBOOK OFFで見つけた。

「ひこばえ」⇒(重松清作)

主人公は、高級介護施設に勤める長谷川洋一郎(55歳)。

洋一郎が小学2年生の時に、両親が離婚していてその後は一切会っていない。

お金にだらしなくて親族からも離縁されてた父親を、姉は憎み嫌っている。

そんな父親が亡くなったと、父親が暮らしていたアパートの大家さんから連絡がくる。

洋一郎は父親のアパートの後片付けに向かう。

父親の人生を向き合おうとするのだが....。

父親の知人たちから拾い集めた記憶と、自分と父親との記憶が蘇る。

洋一郎は自分自身のこれまでの、そしてこれからの人生と向き合うのだが.....。

 

「ひこばえ」とは、

樹木の切り株や根元から生えてくる若芽のこと。

太い幹に対して、孫に見立てて言う。

 

 

感想:父親と息子の話。

   ただ、今回の父親は亡くなってるんだけどね。

   どんな親でも親は親! どんな子供でも子は子! だわなぁ~。

   「とんび」は親側の話だったけど、この本は子供側の話。

   主人公の親子だけじゃなく、介護施設の入居者の親子の話もあって面白かった。

 

コメント
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