これもまとめ買いした中の1冊。
桐野夏生さんの本も久しぶりだった。
「とめどなく囁く」⇒(桐野夏生作)
主人公は、41歳の塩崎早樹。
早樹は31歳違いの克典と再婚している。
克典の妻は脳溢血で亡くなり、早樹の夫は三浦半島に釣りに行って帰って来ないまま7年が経過し、死亡認定を終えたところでの再婚となった。
克典は早樹と再婚したのをきに、会社を息子に譲り相模湾近くの大邸宅で暮らし始める。
失踪から8年後、義母親や自分の父親が元夫らしき人物を見たという。
死体が上がっていないので生死はわからない。
元夫は生きているのか? どうして失踪したのか?
早樹は元夫の釣り仲間に会い、彼の生死を調べ始める。
ミステリー小説。
感想:元夫の出現で心が揺れ動くのはわかるきがするわ。
8年も失踪していて今さらとも思うし、生きていて欲しいとも思うだろうね。
途中で何度も「失踪の理由なんて知らんでもええのに」って思いながら読んでた。
でも、知ろうとするから小説になるんやろうなぁ~とも。
主人公は好きになれないけど、そこそこ面白かった。