絵画教室アトリエ伊丹ブログ

川西市、西宮市、宝塚市、尼崎市、池田市、豊中市、箕面市近郊。兵庫県・大阪府内最大手の美術予備校/画塾です。

2024年6月度 美大受験クラス 対策レッスンのご案内

2024年05月29日 | 対策レッスン

6月の対策レッスンスケジュールをアップします。

※実技試験のある志望校を目指している中学生・高校1年生は月1回以上、高校2年生は月4回以上、高校3年生は全ての対策レッスンに参加してください。(総合選抜型/体験型入試予定の生徒は任意です。)

◆基礎コース(高校1、2年生/実技経験の少ない高校3年生・浪人生) 

6月1日(土)色彩 TA先生 テーマ「与えられた画用紙内に直線と円を組み合わせて構成し、それぞれ暖かいイメージと寒いイメージを表現せよ。」(1977年度京芸過去問)

6月2日(日)描写 TS先生 モチーフ「新聞紙、炭酸飲料スプライト 1.5ℓ、りんご 2個、パプリカ(2024年度成安造形大学特待生モチーフ)」4時間30分(14〜18時30分)

6月8日(土)立体 TA先生  テーマ「割り箸、タコ糸、ケント紙を用いて立体表現しなさい。」(2001年度京芸過去問)

6月9日(日)描写 IR先生    モチーフ「ビール瓶、麻布バッグ、トイレットペーパー」  

6月15日(土)描写 TA先生 モチーフ「貯金箱、木材、はさみ、段ボール」

6月16日(日)色彩 N先生 テーマ「街」をテーマに色彩で表現しなさい。(1989年度京芸過去問)

6月22日(土)描写 TA先生 モチーフ「透明ケース、縄跳び、テニスボール、布」

6月23日(日)立体 N先生 テーマ「帽子」 与えられたピーマンをモチーフとして、立体表現しなさい。(2013年度京芸過去問)」

 

◆受験コース(高校3年生・浪人生)

6月1日(土)描写 I先生 モチーフ「植物、園芸用ポリポット、布」

6月2日(日)①色彩 N先生 テーマ「与えられた画用紙内に直線と円を組み合わせて構成し、それぞれ暖かいイメージと寒いイメージを表現せよ。」(1977年度京芸過去問)②描写 TS先生(受験で色彩が不要で、描写が必要な方)

6月8日(土)描写 I先生 モチーフ「牛乳パック、ピーマン、画用紙、透明パック」

6月9日(日)①立体 N先生 テーマ「帽子」 与えられたピーマンをモチーフとして、立体表現しなさい。(2013年度京芸過去問)」②描写 IR先生(受験で立体が不要で、描写が必要な方)

6月15日(土)①色彩 I先生 テーマ「街」をテーマに色彩で表現しなさい。(1989年度京芸過去問)②描写 TA先生(受験で色彩が不要で、描写が必要な方)

6月16日(日)描写 TS先生 「金麦、割り箸、コップ」

6月22日(土)①立体 I先生 テーマ「割り箸、タコ糸、ケント紙を用いて立体表現しなさい。」(2001年度京芸過去問)②描写 TA先生(受験で立体が不要で、描写が必要な方)

6月23日(日)描写 TS先生   モチーフ「ビーチバレーボール、空気入れ」

 

『アトリエ伊丹ホームページ』 『ツイッター』 『インスタグラム』

京都市立芸術大学を目指す浪人生は年間学費19万8000円 /ネット生授業料無料


アドバイス講評

2024年05月24日 | 美大受験クラス

5月下旬。暑くも寒くもない過ごしやすい日が続いていますね。

本日はアドバイス講評について。当校では毎回通常レッスンで制作した作品の裏側に講評を書いて返却しています。

形の取り方、光の捉え方、グレースケール、構成構図の工夫などの他、実際にモチーフを描写してアドバイスすることもあります。(下記画像参照)

(新講師Nくんの講評)

(新講師Hさんの講評/前回の記事のHさんは4月から講師をしています。)

アドバイス講評に関しては各講師にある程度任せていますが、大まかな内容は「良い点」「悪い点」「改善する方法」「フォロー」などです。

これは僕の場合ですが、まず良い点は素直に評価します。「褒める」ことによって生徒に「自信をつけさせる効果」があります。自分の制作に自信が生まれ、向上心やチャレンジ精神が育まれることにより、より良い作品を生み出す可能性が高くなります。

次に悪い点。【悪い点を指摘することと改善する方法はセット】だと思っています。また『具体的にわかりやすく教える』ようにも心がけています。講評されることによって、「こういう考え方や制作方法があったのか」と発見ができたり、「もっと頑張ろう」という気持ちになったりするので、その影響はとても大きいと思います。

さて最近入会した生徒は、まずは講評ノート(メモ)を付けましょう。講評で講師に言われた大切なこと、自分で気付いた新たなことはメモ帳にまとめる事を忘れないようにしてください。

またアトリエ伊丹は他校と比べて講師の人数が多いです。うちの画塾出身者だけではなく他校からの講師も多数います。そのため講師によって講評や助言が異なることがあります。

例えばA講師が今回のデッサンは縦構図の方が良い、B講師は横構図がベストだと真反対のアドバイスを言われたらどちらの意見を聞くべきなのか。

僕は一度両方でアタリを取ってみて自分に合うと思う方を選べば良いと思っています。片方の講師に申し訳ないなんて思わなくていいんです。

色んなアドバイスから自分に最も合うと思ったものを選択し、合わないと思ったアドバイスは無視して構いません。例えば以前の記事にも書きましたが、当校にはデッサンで擦ることを推奨する講師、擦らないことを推奨する講師がいますが、どちらも間違っていません。自分に合う方を選んでください。

当校はかなり声をかけて指導する画塾ですが、受験本番は講師が横にいてアドバイス出来るわけではないので、普段から自分で考えて自分で決断する癖をつけましょう。

(5月から新入会の生徒作品/うまいですね。(^^))

『アトリエ伊丹ホームページ』 『ツイッター』 『インスタグラム』

京都市立芸術大学を目指す浪人生は年間学費19万8000万円ネット生授業料無料


参考作例掲載

2024年05月20日 | 美大受験クラス

本日は参考作例について。昨年度、嵯峨美術大学のスカラシップ試験に合格したHさんが実技参考作例に掲載されました。

受験者221名の中でHさんは1位の点数でした。素晴らしいですね。

Hさんのその後、第一志望の【京都市立芸術大学】に現役合格しました。

嵯峨美術大学のスカラシップ試験で全受験者中トップを取るような人が京都市立芸術大学でどんな点数なのか?気になりますよね?

さぁ、はたして成績はどうだったのでしょうか?

結果は残念ながら、『わかりません。』

以前ブログの成績開示にも記載しましたが、Hさんは合格することが目標だったので、点数なんかどうでもいいと開示請求しなかった人のうちの一人です。

僕はその気持ちを尊重しますし、それでいいと思います。成績開示を請求すること、請求したとしても画塾に教えるかどうかは本人に選択権があります。

昨年度、京都市立芸術大学の実技入試で1科目満点でしたが、本人が自分の作品やイニシャルの公表を望まないという子もいます。周りから色々言われたり面倒くさい部分があるのかもしれませんし、必要以上に褒められることが嫌なのかもしれませんね。

成績連絡をしてくれた人は200点超え(京芸で高得点と言われる点数)が沢山いました。不合格者の中にもいました。また合格最低点に数点足りなくて浪人となった生徒も例年以上に多かったです。

今年度、京都市立芸術大学を目指して浪人を決断した人は余裕を持って(余剰点数100点以上)の合格を目指して頑張りましょう。

(受験コース/対策レッスン作品)

『アトリエ伊丹ホームページ』 『ツイッター』 『インスタグラム』

京都市立芸術大学を目指す浪人生は年間学費19万8000万円ネット生授業料無料


月会費

2024年05月16日 | 美大受験クラス

(基礎コース/対策レッスン作品)

(受験コース/対策レッスン作品)

5月中旬。現役生が定期テスト1週間前に入り教室は新年度が始まって初めてかも?と思えるほど落ち着いた日々です。

相変わらず入会ラッシュはまだ続いており、もう直ぐ定員もいっぱいになりそうです。

さて本日はアトリエ伊丹の料金について。

当校の学費の安さは関西圏ではかなり有名ですが、安過ぎて逆に入会するまで不安だったと言う声もあります。世間的には安かろう悪かろうが定着していますが、アトリエ伊丹は決してそんなことはありません。

もし「大丈夫かな?」と思っている方はまずこのブログを1年間ぐらい遡って見てください。これだけの優れた作品と内容を毎週アップしている画塾は他にないと思います。

次に是非当校の体験教室や説明会にご参加ください。教室の雰囲気、作品のレベル、指導のわかりやすさを感じてもらえればきっとこれだけ生徒が多い理由がお分かり頂けると思います。

(対策レッスン作品2点、通常レッスン作品2点)

『月会費を上げる予定はありませんか?』と聞かれることも多いですが、今のところ予定はありません。料金をアップしない理由はいくつかありますが、その一つが画塾の学費を自分で払っている生徒がとても多いことです。

今年度は浪人生の人数が過去一ですが、現在まで全員が揃ったことは一度もありません。夏までにバイトで年間学費を稼いで、夏以降は実技と勉強に集中しようと考えている子が多いのです。

そういった生徒を応援したいと思う気持ちが、儲けたい気持ちよりも優っています。そのため今後も物価上昇が続いていくと思いますが、美大受験クラスに関しては現在の料金を維持したいと考えています。

(GW特別イベント石膏デッサン会の様子)

『アトリエ伊丹ホームページ』 『ツイッター』 『インスタグラム』

京都市立芸術大学を目指す浪人生は年間学費19万8000万円ネット生授業料無料


成績開示

2024年05月07日 | 美大受験クラス

(京都市立芸術大学過去問/受験生作品)

(京都市立芸術大学過去問/受験生作品)

本日は2024年度京都市立芸術大学の成績開示について。

当校では成績開示の連絡は基本的に任意ですが、浪人を選択した人には必ず開示するようにお願いしています。何が原因でこの点数がついたのかを分析し、今年度の受験に繫げる必要があるからです。

成績開示で特に気になった人をピックアップします。

①学科が8割台、描写もほぼ満点で、1日目の描写試験が終わった時点ですでに合格最低点を超えていた人

②3科目とも同じ点数だった人

③合格最低点に1点足りなかった人(1点差での不合格者が美術科で1名、デザイン科で1名)

④合格することが目標だったので、点数なんかどうでもいいと開示請求しなかった人

特に③の合格最低点に1点足りなかった子に関しては、共通テストで後1問正解していたら、描写の構成を変えていたら、色彩の彩色がもっと丁寧だったら、立体の高さを出せていたら、入学辞退者が出て追加合格になっていたらなど、言い出したらキリがありませんが、本当に悔しすぎる結果です。

また僅差で不合格になった生徒が例年以上にとても多かった印象です。

(京都市立芸術大学過去問/受験生作品)

点数に関しては色々意見があると思いますが、僕は再現作品からの点数は妥当だと思っています。

元々京都市立芸術大学の点数の付け方は独特であり、250点満点から30点ぐらいまで大きな幅のある採点をします。

例えば毎年合格者の中に描写が248点と満点近かったのに、色彩と立体は80点台だったとかは普通にいます。

大学の採点に納得出来ない人もいるかもしれません。

ただ一番間違っているのは評価してくれなかった大学側に責任転嫁することです。『合格したい大学があるなら、その大学に合わせる努力をするべきです。』

あなたが志望校を自由に選ぶ権利があるのと同様に大学側にも選ぶ権利があります。また当然ですが、採点は人間(大学の教授)がしています。そのため人の心を動かすような作品作りを心がけて欲しいと思います。

(京都市立芸術大学過去問/受験生作品)

『アトリエ伊丹ホームページ』 『ツイッター』 『インスタグラム』

京都市立芸術大学を目指す浪人生は年間学費19万8000万円ネット生授業料無料


休日

2024年05月05日 | 美大受験クラス

(京都市立芸術大学志望の受験生作品)

5月上旬。1月の共通テスト終了後から4月の新入会ラッシュまで目まぐるしく忙しい日々が続いておりましたが、久しぶりに休みを取ることができました。丸1日休みは実に4ヶ月ぶりです。

アトリエ伊丹を開校してから4月で14年目になりました。開校当初の生徒は既に30代に突入し、バリバリ社会人として仕事をこなしています。そう考えると時間の過ぎるのがとても早く感じます。

ホームページやブログなどを端から見たら、アトリエ伊丹は人数も多く順調だと感じる方もいるかもしれませんが、その背景には凄絶な努力や言い知れない苦労を山のようにしています。

うまくいくこともあれば、うまくいかないこともあります。どちらかと言えば思い通りにいかない方が圧倒的に多いです。

昨年度の受験結果もそうです。合格者数や合格率だけを見れば良い結果でした。

ですが合格できる十分な努力をしてきた生徒を合格に導くことが出来なかったことは当校として重い責任があります。昨年度の受験結果に関しては本当に悔しいの一言に尽きます。この結果を糧にして今年度以降も頑張っていきたいと思います。

(京都市立芸術大学志望の受験生作品)

昨年度、京都市立芸術大学に現役合格したMさんが合格者の声で語ってくれた言葉が印象的だったので紹介します。(Mさんは丸3年間姫路市から片道2時間をかけて通学してくれていました。)

『受験生の皆さんに伝えたいのは、作品作りへの誇りを持ち、かつプライドは捨てることです。一つ一つの作品を自分の一番の作品にしようという誇りを持ちながら、自分の足りないところを甘受し人の技を盗んだり真似をしたりする貪欲さ、柔軟さを持つことが合格に繋がると思います。』

他にも受験生の心に刺さる言葉や参考になる内容も沢山あるので、是非合格者の声に一度目を通してください。

僕自身もこれからも一層の努力をしてより良い教室作りを目指していきたいと思います。新年度から入会した皆さんこれからどうぞ宜しくお願いします。

(京都市立芸術大学志望の受験生作品)

『アトリエ伊丹ホームページ』 『ツイッター』 『インスタグラム』

京都市立芸術大学を目指す浪人生は年間学費19万8000万円ネット生授業料無料


模写

2024年05月01日 | 美大受験クラス

(関東美大志望者デッサン/模写)

5月1日。早いもので新年度が始まって1ヶ月が経ちました。

今年度は例年以上に新入会者が多く、5月も体験や説明会の予約が殺到しています。

最近は対策レッスンに参加希望の生徒も急増中のため、準備したモチーフや材料が足りない事態が起こっており、内容が多少変更になることもしばしば。変更になった課題はまた後日通常レッスンで行いますのでご了承ください。

昨年度は人数が増えた夏頃から受験コースの対策レッスンを2グループに分けて講評を行っておりましたが、今年度は4月から基礎、受験コース共にすでに2グループに分けての講評が始まっています。有難いことに人数はどの学年も過去最高です。

(基礎コースの対策レッスンは今年度から講師になったN先生が実技指導)

さて本日は模写について。

現在、関東美大志望の生徒を中心に模写をしてもらっています。

模写とは、他者の作品を忠実に写し取ることで、作者の意図を理解したり、技術を盗むことです。 模写は美術を学ぶうえで必要な練習法です。

表現技法や技術を真似することで、自身の絵を描く技術を上達させることもできます。構図のバランス、配色、描き込みの仕方など優れた作品から学ぶことは沢山あります。

今回は勉強の一環として練習しましたが、入試本番では過去に高得点を取った作品や有名作家の作品をそのまま制作すると点数が伸びない傾向にあります。

出題者が求めているのは過去の高得点作品ではなく、『今までに見たことがないあなた自身が考えた優れた作品です。』

そのため模写➡︎オリジナルに移行して自分にしか描けない作品制作を目指しましょう。

(関東美大志望者色彩/模写)

『アトリエ伊丹ホームページ』 『ツイッター』 『インスタグラム』

京都市立芸術大学を目指す浪人生は年間学費19万8000円 /ネット生授業料無料