絵画教室アトリエ伊丹ブログ

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2022年3月度 美大受験クラス 対策レッスンのご案内

2022年02月28日 | 対策レッスン
2月末。国公立前期入試を受験した皆さん本当にお疲れさまでした。

まだ中期・後期が残っている人や第二志望校が決まっていない人は引き続き対策レッスン頑張りましょう。

高校1年生は3月から対策レッスンに毎週参加(月4回以上)となります。土日登録で難関美大志望者は毎回対策レッスンに参加してください。(入会したばかりの方は通常or対策レッスン選択可)

高校2年生は受験生と合同で対策レッスンを行います。

※実技試験のある志望校を目指している中学生・高校1年生は月1回以上、高校2年生は月4回以上、高校3年生は全ての対策レッスンに参加してください。(総合選抜型/体験型入試予定の生徒は任意です。)

 

◆基礎コース(中学生、高校1年生) 

3月5日(土)色彩 TA先生 テーマ「紙テープを観察し色彩で表現しなさい。(2022年度京芸過去問)」

3月6日(日)描写 TS先生 モチーフ「軍手、金属ボウル(2022年度京芸過去問)」

3月12日(土)立体 TA先生 テーマ「100.000.000年後に生きる虫(2022年後京芸過去問)」

3月13日(日)描写 M先生 モチーフ「提灯1個、石けん1個、ネギ1本(2016年度京芸過去問)」

3月19日(土)描写 TA先生 モチーフ「ポリ袋、ポテトチップス」(2019年度京芸過去問)」

3月20日(日)立体 K先生 テーマ「二つの立体」をテーマに与えられた材料を用いて、以下の条件で立体表現しなさい。(2004年度京芸過去問)」

3月26日(土)描写 TA先生 モチーフ「パック入り卵、タオル、紙皿(1993年度京芸過去問)」 

3月27日(日)色彩 K先生 テーマ「みかんをよく観察し、滲みの表現を取り入れて色彩で構成しなさい。(2016年度京芸過去問)」 

 

◆受験コース(高校2年生・高校3年生・浪人生)

3月5日(土)立体 I先生 テーマ「100.000.000年後に生きる虫(2022年後京芸過去問)」

3月6日(日)①色彩 M先生 テーマ「紙テープを観察し色彩で表現しなさい。(2022年度京芸過去問)」②描写 TS先生(受験で色彩が不要で、描写が必要な方)

3月12日(土)描写 I先生 モチーフ「提灯、石けん、ネギ(2016年度京芸過去問)」

3月13日(日)①立体 TS先生 テーマ「躍動」(2007年度京芸過去問) ②描写 M先生(受験で立体が不要で、描写が必要な方)

3月19日(土)描写 N先生 モチーフ「軍手、金属ボウル(2022年度京芸過去問)」

3月20日(日)描写 TS先生 モチーフ「手と角砂糖(1980年度京芸過去問)」

3月26日(土)①色彩 I先生 テーマ「爽快」垂直線、水平線で画面を分割して色彩で表現しなさい。(2010年度京芸過去問)」  ②描写 TA先生(受験で色彩が不要で、描写が必要な方)

3月27日(日)描写 TS先生 「紙ポット、粘土、粘土ベラ、木の板」

 

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2022年度 京都市立芸術大学 実技入試解説

2022年02月26日 | 美大受験クラス
2月26日(土)。国公立前期入試お疲れ様でした。

本日は『2022年度 京都市立芸術大学』の入試解説についてです。

 

◇描写「与えられた軍手、金属ボウルを台紙上に配置し、鉛筆で描写しなさい。」

今年度は2019年度入試の「ポリ袋、ポテトチップス」以来3年ぶりに2点モチーフが出題されました。(ただ今回は軍手が1双プラスして配布されているため、実質3点モチーフだったと言えます。)軍手1組(12双)はゴムバンドから外さずにかたまりのまま描写するという条件で、『切る、破る、破損を伴う加工』が出来ないこともあり、構成としては【主役や見せ場の表現】、【手前、中間、奥のバランス感】が求められています。その他に近年の傾向である基礎的な観察力・描写力を問う内容だったと考えられます。軍手は先日のask直前京芸模試や、2012年度にペットボトル、くるみと一緒に出題されたり、デッサンの代表的な基礎モチーフの一つです。軍手はもちろん手につけて使用するものですから、手の形がベースになります。手のどこが長くて短いのか、親指の位置など手の特徴を把握すること、また白く柔らかい素材の特徴、厚みなどの立体感、繊維の質感などを表現することも重要です。次に金属ボウルは正確な楕円の形取り、蛍光灯の光や自分の影など細かく観察し存在感や質感を表現出来ているかが求められています。また色、形、質感などが全く異なる2点のモチーフの描き分けも必要な要素です。

 

◇色彩「与えられた紙テープをよく観察しなさい。その特徴を生かして、自由に色彩で表現しなさい。」

今年度の色彩は2020年度入試の「皺」以来2年ぶりにモチーフ構成が出題されました。今回問題文の中にある「観察」以外に特に重要な言葉が「特徴」と「自由」です。まず特徴とは何か?①細い一定幅の長い紙であること、②芯に巻き付けた丸い形であること、③容易に加工が出来ること、④元々の紙テープの色などのことです。それらの特徴を画面内で生かして表現出来ているかが問われています。次に自由という言葉。モチーフ構成の時に「自由」という言葉が使われたのは、2003年度の「りんご、色紙、花のモチーフ構成」以来約20年ぶりとなります。自由という言葉から、受験者の創意工夫が求められていると推測されます。そのため紙テープを重ねたり、クロスしたり、加工したりすることによって、独創性のある表現も重要な評価項目となります。その他の採点基準としては余白部分には彩色しない(汚さない)という基本中の基本の条件違反をしていないか、構成のバランス、色の綺麗さ豊かさ、発想の面白さ、丁寧さや完成度の高さなどが評価されると思います。

 

◇立体 テーマ「100,000,000年後に生きる虫」上記のテーマから自由に発想し、紙ストロー、不織布、ケント紙、光沢紙を材料にして、下記の条件に従って立体作品を作りなさい。

今年度の立体は12年ぶりのストローと近年の傾向である複数の紙など計4種類の材料が与えられました。例年に比べてトリッキーな材料は無かったものの、「1億年後に生きる虫」というテーマはとてもインパクトがありました。立体の過去問では「鳥」、色彩でも「架空の鳥」というテーマが出題されたことがありますが、近年の傾向とは大きく変わったと言えます。今回作品を【具体的に作るのか、抽象的に作るのか】は受験生の中でもとても迷った部分だと思います。現在生息している虫をリアルにそのまま作るというのは解釈が間違っていますし、虫かどうかわからないのもテーマから外れることになります。そのため具体的過ぎても抽象的過ぎてもいけない未知の虫を作り出す必要があり、『創造力や対応力』を求める課題であったと考えられます。その他の採点基準としては、4種類の材料の使い分け、造形のユニークさや美しさ、材料を全種類使うことやはみ出し等の課題違反の有無、サイズ感などが評価に繋がると思います。

 

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国公立前期入試

2022年02月22日 | 美大受験クラス

2月下旬。国公立前期入試が近づいています。

今年度は教室開校以来、最も多い人数が受験に臨みます。

内部生、ネット生、講習生の皆さん最後まで本当に良く頑張りましたね。

『自信を持って、受験を楽しんできてください。』僕ら講師陣は皆さんの合格を信じています。

なお京都市立芸術大学の入試解説は2月26日(土)にアップする予定です。

過去の入試解説はこちら➡︎2021年度2020年度

宜しくお願いします。

 

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京都市立芸術大学ネット通信コース

2022年02月16日 | 美大受験クラス

2月中旬。高校1、2、3年生の作品をアップします。

画像右下の色彩は高校1年生Mさんの作品です。

Mさんは過去のブログにも何度か登場しているとても優秀な子です。

高校1年生の中で、毎週対策レッスンに参加している唯一の存在でもあります。

先日のブログにも記載しましたが、3月から京都市立芸術大学を目指している高校1年生は毎週対策レッスンに参加頂きます。

より実践に近いレッスンに参加してスキルをさらに磨きましょう。

さて本日は京都市立芸術大学ネット通信コースについてのお知らせです。

今月は来年度に向けて現高校2年生が一挙に【5人】も入会しました。

SNS等でも結構有名になっていますが、アトリエ伊丹のネット通信コースの授業は無料で受講できます。

ただ誰でも入会(継続)できるわけではありません。

まず遠方在住(兵庫県、大阪府は以外に在住)であること。

次に入会時点である程度の実技、勉強ができていること。

さらに毎月課題を期限内に提出する、真摯に制作に取り組むことなどなど。

要は最終的に京都市立芸術大学に合格できる可能性が高い人しか残らないのです。またこれまで僕が「この子は最後まで真面目によく頑張った」と思ったネット生は全員合格しています。

今年度も残り僅かです。最後の最後まで全力で努力してください。

 

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予習・復習

2022年02月13日 | 美大受験クラス

国公立美大前期実技入試まで残り2週間を切りました。

さて現在、京都市立芸術大学を目指す受験生には、本番を意識したオリジナルの想定問題を出題しています。

皆さん毎回ちゃんと予習・復習をしていますか?

対策レッスンが終わった後に、事前にもっとエスキースの練習をしておけば、、、、などの声がチラホラ聞こえますが、受験本番はそんな言い訳は勿論通用しません。常に本番と思って授業に参加してください。

毎年受験本番ではアトリエ伊丹の想定問題に近い【テーマ、条件、モチーフ、材料】が必ず出題されています。

色彩、立体科目に関しては、闇雲に多くの作品を制作するだけではなく、質の良い問題に対して、しっかりと予習・復習することが高得点を取る秘訣です。

コロナ禍2年目の今年度の入試は、昨年度のように基礎的なモチーフ、材料はまず出ないと思った方がいいです。

昨年度よりも倍率が上がっていますし、間違いなく難化します。

先を見通して制作に取り組み苦手克服や自己の力を高める練習が最終的に結果へと繋がります。

 

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ask直前京芸模試 3年連続 総合1位

2022年02月06日 | 美大受験クラス

さて今月上旬に京都アートスクールで行われた〚直前京芸模試〛では、アトリエ伊丹の生徒が【総合1位】となりました。

総合1位の高校3年生Aさんは3科目とも200点越えの計690点(1科目平均230点)+立体1位という素晴らしい点数でした。

アトリエ伊丹は一昨年の直前京芸模試から【7回開催された中で、4回総合1位】という結果を残しています。

特に直前京芸模試に関しては【2020年、2021年、2022年と3年連続でアトリエ伊丹の生徒が総合1位】です。

毎年当校の生徒が京芸志望者の中でもトップの成績を収めているのは運でも偶然でもありません。

アトリエ伊丹では、『どうすれば京都市立芸術大学で高得点を取れるのか』、『どうすれば合格できるのか』を講師陣で必死に考え、生徒たちに具体的にわかりやすく指導しています。

受験では絶対がない以上確率を上げる方法を身につけるしかないのです。

美大受験の指導は『生徒の人生を預かる仕事』です。生徒の受験結果は僕自身の結果でもあります。

悩んでいる人は、いつでも相談してください。残り期間一緒に頑張りましょう。

 

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