(対策レッスン4時間/浪人生)
(対策レッスン4時間/現役生、浪人生)
9月1日。充実した夏期講習会が終わり、もうすぐ季節は秋になります。冬の国公立受験も少しずつ近づいていますね。
共通テストまで残り134日です。浪人生はつい最近受験を終えたばかりのような感覚かもしれませんが、時間はあっという間に過ぎていきます。
(2024年度共通テストは、9月25日(月)から10月5日(木)まで出願を受け付けしていて、2024年1月13日(土)・14日(日)に本試験を実施します。)
(テーマ【壁】/現役生1作品、浪人生2作品)
さて先日の立体の対策レッスンでは『壁』と言うテーマを出題しましたが、テーマ性を感じない作品が多かったです。
テーマ性は、立体や色彩科目で『最も重要な採点要素の1つ』です。
実技力が優れていても、テーマに答える力がない子が毎年多く見られます。
昨年度の京都市立芸術大学の【色彩】でも、『鶏』や『山』を描いたり、何か具体的なものを表現した受験者が多かったですが、その解答はハッキリ言って間違っています。
自分の作品をテーマを知らない人に見せて、「ハケの特性を生かした色彩構成」と感じてもらえる作品が、【テーマに解答している】いうことです。何を描いてもいいならテーマを出している意味がないのです。
そして『テーマに合っていて他の人が思い浮かばない絶妙な発想を描くのがベストです。』そのためにも普段から色んなことに興味を持ち、視野を広げて勉強する必要があります。
美大の入試は、試験中に他の人の作品を見ることができますが、やってはいけないのは他の受験生の作品に影響を受けて自分の考えが揺らぐことです。
理由は自分に自信がないからだと思います。おそらく受験に至るまでに自信を持てるほどの努力をしてこなかったことが原因です。血の滲む努力をしていれば、自分の作品に自信を持つことができ、他の人に影響されることなんてありません。自分を信じればいいんです。
(テーマ【鳥】/現役生3作品)
さて話は変わりますが、アトリエ伊丹は開校して今年度で13年目になりました。毎年生徒が増え続けており、今年度は受験生だけで200人に迫る勢いです。今まで一度も生徒数が減ったことがありません。
順調な理由は大きく2つあります。一つは【努力】、もう一つは【運】です。
経営は色々なことを考えなくてはいけません。絵画教室の収益を上げ、存続、成長させていくのが経営者に求められる能力です。
【先見性】『常に先を見通し未来を予測して事前に準備すること』
【柔軟性】『変化に柔軟に対応すること』
【俊敏性】『何事にも迅速に対応すること』
この3つは教室を経営するうえで最重要視していることです。
そして何度かこのブログでも言っていますが、僕は教室を開校して12年間で仕事を休んだことが一度もありません。これって地味だけど意外とスゴイことだと思います。好きな仕事だから毎日楽しいし、もっと良くしたいと常に思うことができます。
運は努力の先にあってそれを手にするのは努力した人だけです。結局運は自分次第で、受験で運がないというのは、実力がないということです。
受験生も志望校に合格したいのならまずなるべく休まないようにしてください。
そして「普段から意識して制作すること」、「必死になって考えること」、「実践してみること」、「自ら積極的に行動すること」
一番早く上手になる方法は自分より上手い人にコツを教えてもらうことです。幸いアトリエ伊丹は大手画塾なので、優秀な講師が沢山います。ですが全ての講師が自分の考え方や作風に合うとは思わないことです。
僕を含めてアトリエ伊丹の講師は今までの自分の経験を元に最善と思う指導をしていますが、それが全て正しいとは思わなくてもいいのです。
特に受験生で非常に実技力が上がっている人に関しては、「選択のセンス」が求められます。自分の性格を知り、自分に最も合うと思うアドバイスを優先して『最短で上手になるルートを選ぶ』ことも大切です。
上手になれば楽しくなるし、自信を持つことができます。そして自分の作品が好きになります。その先に自分の求めている結果が得られるんじゃないでしょうか。
(今年の夏期講習会は毎日超満員でした。外部からも沢山ご参加頂きありがとうございました。)
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