絵画教室アトリエ伊丹ブログ

川西市、西宮市、宝塚市、尼崎市、池田市、豊中市、箕面市近郊。兵庫県・大阪府内最大手の美術予備校/画塾です。

2021年5月度 美大受験クラス 対策レッスンのご案内

2021年04月29日 | 対策レッスン

4月末。兵庫県、大阪府では3度目の緊急事態宣言が出ましたが、教室ではこれまでと変わらず通常通り授業を行っております。また展覧会も変更なく開催中です。それでは5月対策レッスンの日程をアップします。

※国公立美大や難関美大を目指す中学生・高校1年生は月1回以上、高校2年生は月4回以上、高校3年生は月8回の対策レッスンに参加してください。(関西の私立美大を目指す生徒は任意です。)

 

◆基礎コース(中学生、高校1・2年生) 

5月1日(土)描写 TA先生 モチーフ「毛糸1個、CD3枚、炭バサミ1個(2015年度京芸過去問)」

5月2日(日)立体 TS先生 テーマ「与えられた人形の視点に留意した立体作品を作りなさい。(2016年度京芸過去問)」

5月8日(土)色彩 TA先生 テーマ「技法練習」

5月9日(日)描写 TS先生 モチーフ「コーラ、紙風船、手ぬぐい(2020年度京芸過去問)」

5月15日(土)立体 TA先生 テーマ「箱の中で自由に立体表現しなさい。(2006年度京芸過去問)

5月16日(日)色彩 TT先生 テーマ「花束をモチーフとして「WOW!」の文字を配して、豪華な色彩構成を制作しなさい。(2019年度多摩美術大学 グラフィックデザイン過去問」

5月22日(土)描写 TA先生 モチーフ「ペットボトル、たわし、トイレットペーパー」

5月23日(日)描写 担当I先生 モチーフ「洗剤ボトル、折り畳み椅子、テニスボール、針金」

 

◆受験コース(高校3年生・浪人生) 

5月1日(土)①色彩 I先生 テーマ「技法練習」②描写 TA先生(昨年度の技法対策レッスンに参加した方こちらに参加してください。)

5月2日(日)描写 TT先生 モチーフ「石膏像」

5月8日(土)描写 N先生 モチーフ「ペットボトル、やきそば、お弁当パック、レモン」 

5月9日(日)①色彩 M先生 テーマ「街」をテーマに色彩で表現しなさい。(1989年度京芸過去問) ②描写 TS先生(受験で色彩が不要で描写が必要な方)

5月15日(土)描写 N先生 モチーフ「生茶、ネット緩衝材、アルミワイヤー(2022年度成安造形大学特待生)」

5月16日(日)①描写 TS先生 モチーフ「白扇、箱、タオル(2001年度京芸過去問)」②色彩(関東) TT先生

5月22日(土)立体 ①I先生 テーマ「箱の中で自由に立体表現しなさい。(2006年度京芸過去問)②描写 TA先生

5月23日(日)①立体 TS先生 テーマ「かがやき」 下記の条件に従って立体表現しなさい。(2010年度京芸過去問)」②描写 I先生 

 

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絵画教室アトリエ伊丹 グループ展のお知らせ

2021年04月23日 | その他

本日はアトリエ伊丹の展覧会のお知らせです。

4月28日(水)より僕と一般クラス生合計6名のグループ展を行います。

gallery KOHIは教室の生徒であるSさんの昨年オープンしたばかりのギャラリーで、今回が初展覧会になります。

場所は住宅街なので、若干わかりづらい場所にありますので、Google maps 等で住所をご検索のうえご来場ください。建物はシックな黒色の外観で、斜めの屋根が特徴です。

ご興味のある方は是非ご高覧ください。

 

絵画教室アトリエ伊丹グループ展

2021.4/28(WED) -   5/4(TUE) 11:00~17:00

 

gallery KOHI

〒664-0836 兵庫県伊丹市北本町1-125

JR伊丹駅から徒歩7分 阪急伊丹駅から徒歩11分

tel  090-5156-7081

Mail  kohis15903@docomo.ne.jp

期間中無休

 

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2021年度 京都市立芸術大学 合格再現作例 描写編

2021年04月21日 | 美大受験クラス

2021年度 京都市立芸術大学 描写科目 合格再現作品と制作コメント

「紙袋、組み立て式透明ケース、りんご、玉ねぎを台紙上に配置し、鉛筆で描写しなさい。」

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ①】

既製品より自然物の方が描くのが好きなので、最初モチーフを見たときは楽しく描けそうで安心しました。形や比率の狂いが無いか定期的に確認しつつ、余った時間で描き込みや描き分けを徹底しました。

 

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ②】

与えられたモチーフがほとんど基礎的な物だったので、シンプルにそのモチーフの良さが伝わるような構成をしました。今まで自分がどのようにモチーフと向き合ってきたかが問われているデッサンだと思ったので、少しオーバー気味に手前から中間にかけてそれぞれのモチーフらしさを演出して描写しました。

 

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ③】

モチーフ・条件を見た瞬間に基礎力が試されているのだと感じました。描き込みを求められているのであろうりんごを主役に少し後ろに2番目に情報量の多い玉ねぎを置き、その2つの描き込み量に変化を付けることでメリハリのある画面になるよう心掛けました。

 

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ④】

りんごを教室で何回も描いていたので、描き込みがしやすいと思い手前に置きました。全てのモチーフが教室で一度描いたことのあるものだったので、スムーズに進められました。

 

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ⑤】

りんごの描き込み具合はよく見られるという話し授業で聞いていたので、一番手前に置いてしっかりと描き込みをしました。そのためシンプルな紙袋は奥に置き、短時間で描きあげました。

 

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2021年度 京都市立芸術大学 合格再現作例 色彩編

2021年04月13日 | 美大受験クラス

2021年度 京都市立芸術大学 色彩科目 合格再現作品と制作コメント

「テーマ「対照」下記の条件に従って色彩で表現しなさい。」

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ①】

条件を見て描写と同様に基礎的な問題であるように感じました。テーマが少し難しかったので、あまり考え過ぎず〚重いもの・軽いもの〛を測り比べよるような簡単なイメージで平面構成の基本を思い出しながら制作しました。与えられたグレーの紙が浮かないように色調には特に注意しました。

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ②】

『対照』の意味が、「見比べる・比べ合わせる」というものだったので、2つに分けた両方の画面を一緒に見ることで、やっと意味を成すように意識して描きました。

 

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ③】

色彩構成が苦手であまり練習していなかったので、テーマよりも、どういう分割だったら時間内に終わるのかを考えました。もっとテーマを気にして作った方がよかったかなとも思いました。

 

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ④】

問題文にはっきりと対照の意味(照らし合わせること)が書かれていたので、素直にそれに沿った印象を表現すべきだと考えました。自分が照らし合わせる行為の中で何があるかをを考えたときに「パズル」が思いついたので、パズルのような似たもの同士の関係を灰色の紙や色で表現しました。

 

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ⑤】

何かイメージしてテーマの『対照』を出そうと思ったのですが、全然思いつかなくて、『対照』というテーマをそのまま受け止めて、配色や線の使い方を対照にして表現しました。

 

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2021年度 京都市立芸術大学 合格再現作例 立体編

2021年04月08日 | 美大受験クラス

4月上旬。新年度が始まりました。

現在アトリエ伊丹では体験・見学説明会の参加者が殺到している状態で、新年度が始まったばかりですが、美大受験クラスはすでに空きがほぼない状態となっております。

入会を希望される方はお早めにお申込みください。

さて昨年度の京芸合格者の制作コメントが届いていますので、少しずつ紹介していきたいと思います。

 

2021年度 京都市立芸術大学 立体科目 合格再現作品と制作コメント

「与えられた白・黒・グレー・銀の厚紙を材料に、「陰影」をテーマとして、下記の条件に基づいて立体表現しなさい。」

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ①】

テーマを見たときに、4種類の厚紙の役割を設定することが重要だなと感じました。自分は影の重なりや淡いグラデーションを特に見せたかったので敢えて光の当たる面と影の部分をはっきりさせるように、上面は白や銀を使って光のギラギラした感じを表現しました。また横から見てもグラデーションになるよう面ごとに厚紙の色を変えました。

 

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ②】

4種類の厚紙をどうまとめるか悩みましたが、以前制作した立体のフォルムが使えると思ったので、ほぼ同じ立体を作りました。あまり案を練らずに制作に入ったので、これで大丈夫かなと思いましたが、「陰」と「影」の要素がどちらにも入っている作品が出来たかなと思います。

 

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ③】

作品が立たないことが授業であったので、絶対に1時間で大きなパーツを立てることを目標にしました。2時間でこのまま提出しても心配ない所まで作り、残り1時間で完成度を上げました。時間に余裕があることではみ出しの確認と位置調整も出来ました。

 

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ④】

黒、グレー、銀の紙がどういう意図で出されたのかをよく考えて制作しました。前々日に教室で作って高評価だった形をそのまま使うことが出来たので、普段の制作の重要さがわかりました。

 

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ⑤】

与えられた厚紙が白、グレー、黒、銀と、「陰影」というテーマらしい色ばかりだったので、素直に外から光が当たっていて中がどんどん影になっていくような立体を制作しました。よく使っていた形が陰影のゆらゆらとした不確かさに合っていたので、そのまま使うことが出来ました。立たせることの容易な材料だったので、できるだけ大きく作るように心掛けました。

 

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京都市立芸術大学 ネット通信コースのご案内

2021年04月03日 | 美大受験クラス

本日は「京都市立芸術大学 ネット通信コース」のお知らせです。

アトリエ伊丹のネット通信コースは遠方に在住している方であれば、無料で受講できます。

今年度はTwitterで話題になっているらしく、例年以上に応募が多いです。毎年受講者も合格者も増え続けており、高校1・2年生の募集も新たに始めました。

さて昨年度、京都市立芸術大学の合格したネット生の中でOさんとHさんの【描写コメントと合格者の声】をピックアップします。入会を検討している方は是非参考にしてください。

 

京都市立芸術大学 総合芸術学科合格 Oさん 

  

与えられたりんごの描写は苦手だったので透明ケースに入れ、比較的得意な玉ねぎを手前に配置しました。単純な構図になってしまったので、紙袋の口を開けるなど工夫し、描き込みに専念しました。どれも以前描いたことのあるモチーフで、焦らず制作できたので良かったです。

 私は昨年の春からネット通信コースで指導して頂きました。地元の芸術大学へ行くか悩みましたが、視野を広げるためにも地元を離れた京都市立芸術大学への進学を考えました。関西圏にある画塾の通信コースを調べていたところ、アトリエ伊丹のネット通信コースを発見し、申し込むことにしました。受講を始めた頃は不安もありましたが、京都市立芸術大学の試験の特徴や対策など、知ることのできなかった情報を教えてくれたり、疑問や質問に対して丁寧に答えてくれたりと、親身に対応してくださったので、私も頑張ろうという気持ちになりました。講評の際には、良い点や悪い点、改善する方法を毎回長文で送ってくださり、様々な気づきを得ることができました。 私がネット通信コースで学んだことは沢山ありますが、特に学んだことは「伝える」ということです。文章と作品のやり取りだったため、対面しない分どのようにすれば相手に伝わるのかを考えるようになりました。このことが小論文を書くことにも役立ち、合格することに繋がったと思います。アトリエ伊丹のネット通信コースに入会して、本当に良かったです。1年間ありがとうございました。

 

京都市立芸術大学 工芸科合格 Hさん 

  

始めにモチーフを手に取ったとき、紙袋とプラスチックケース、玉ねぎとりんごがそれぞれ大きさも長さも幅も殆ど似通ったモチーフかつ、各々の質感や色、量感の違いが魅力的だと感じたので、その魅力が伝わる構図構成を第一に描写しました。特に意識したところは、二つあります。一つ目はプラスチックケースに色の1番濃いりんごを少し重ねて置いて、プラスチックケースの反射具合や透明度が描写できるようにしたことです。二つ目は紙袋をプラスチックケースに立てかけるように配置し陰影による空間演出とプラスチックケースの外側と先程のりんごの内側の反射の違いを描写できるように意識しつつ、ふっくらと広げた袋の口を上から玉ねぎで抑え込むことによって紙袋の質感と玉ねぎの量感を出せるようにしました。構図構成は苦労しましたが、描き込みはどれも馴染みのあるモチーフだったのでとても楽しかったです。 

私は昨年の9月から半年間、ネット通信コースでお世話になりました。はじめは不安な気持ちもありましたが、月に4課題のやり取りの中で京都市立芸術大学の試験傾向をしっかりと抑えた課題を出題頂き、講評の際には毎回とても学びのある長文メッセージを送って下さったりと、どんな時でもとても丁寧な対応をして下さったことに強く心を打たれました。また作品制作で思い悩んでしまった時は、優しい言葉をかけて下さったりなどいつも親身に向き合ってくれました。今ではアトリエ伊丹に出会えて本当に良かったなと心から思っています。課題をこなし講評をして頂く度に、この素材でこんなことが出来たんだ!といった発見や知識を得たり、出来ることがどんどん増えていくことで確かな自信となり、どんな課題が出ても楽しもう!という気持ちへと繋がっていったことが受験において一番大きかったと思います。何よりも課題と講評を通して、自分の作品制作への理解や意図、自分らしさを追求することが少しずつできるようになったことがとても楽しかったです。半年という短い期間ではありましたが、アトリエ伊丹で学んだことは数え切れません。先生方がご指導下さったことは受験の場だけでなく、これからも私の力になるだろうと強く感じています。アトリエ伊丹で美術を学ぶことができて本当に良かったです。ありがとうございました。

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