絵画教室アトリエ伊丹ブログ

川西市、西宮市、宝塚市、尼崎市、池田市、豊中市、箕面市近郊。兵庫県・大阪府内最大手の美術予備校/画塾です。

2021年4月度 美大受験クラス 対策レッスンのご案内

2021年03月30日 | 対策レッスン

3月末。今月の体験教室、説明会では合計30名を超える入会がありました。ご参加頂いた皆さま本当にありがとうございました。

アトリエ伊丹は過去最も多い人数で新学期を迎えます。

これから志望校に向けて頑張りましょうね。それでは4月対策レッスンの日程をアップします。

※4月~国公立美大や難関美大を目指す中学生・高校1年生は月1回以上、高校2年生は月4回以上、高校3年生は月8回の対策レッスンに参加してください。

 

◆基礎コース(中学生、高校1・2年生) 

4月3日(土)描写 TA先生 モチーフ「風船、プラスチック棒、発泡スチロール(2006年度京芸過去問)」

4月4日(日)描写 TS先生 モチーフ「ポリ袋、ポテトチップス」(2019年度京芸過去問)

4月10日(土)色彩 TA先生 テーマ「高い所から落ちてきたリンゴがガラスの板に衝突し砕け散る瞬間を表現しなさい。(1999年度京芸過去問」

4月11日(日)描写 M先生 モチーフ「米袋」

4月17日(土)立体 TA先生 テーマ「解体と再構築」(2019年度京芸過去問) 

4月18日(日)色彩 TT先生 テーマ「直線を使って画面をいくつかの色面に分割し、与えられた文字を配して「光」をイメージさせる美しい色彩構成をしなさい。LIGHT(2013年度多摩美術大学 グラフィックデザイン過去問」

4月24日(土)描写 TA先生 モチーフ「ミネラルウォーター、ハンガー、靴下、スポンジ」

4月25日(日)立体 担当M先生 テーマ「影のある場所を表現しなさい。(1999年度京芸過去問)」

 

◆受験コース(高校3年生・浪人生) 

4月3日(土)①色彩 I先生 テーマ「りんご、透明の紙、花をモチーフに色彩で自由に表現しなさい。(2003年度京芸過去問)」②描写 担当TA先生(受験で色彩が不要で描写が必要な方)

4月4日(日)描写 TT先生 モチーフ「手」

4月10日(土)描写 N先生 モチーフ「缶、CDケース、CD3枚、耐熱紙コップ」 

4月11日(日)①色彩 TS先生 テーマ「下記の条件に従って色紙と不透明水彩絵具を使って自由に色彩で表現しなさい。」(2007年度京芸過去問) ②描写 TA先生(受験で色彩が不要で描写が必要な方)

4月17日(土)描写 I先生 モチーフ「傘、布、梱包用ロープ」

4月18日(日)①立体 TS先生 テーマ「『走る』をテーマに与えられた材料を使って作りなさい。(2000年度京芸過去問)」②色彩(関東) TT先生

4月24日(土)描写 N先生 モチーフ「収穫ネット、木枠、野菜3種」

4月25日(日)①立体 TS先生 テーマ「影のある場所を表現しなさい。(1999年度京芸過去問)」

 

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2021年度受験総評

2021年03月26日 | 美大受験クラス

2021年度美大受験クラスの総評について。

今年度は、新型コロナウイルスの大きな影響がありました。

そんな中でも教室がさらに飛躍した理由は、『一年間一度も休まずに授業を行ったから』だと思います。

アトリエ伊丹は全国の学校が一斉に休校になった緊急事態宣言中も、授業を一日も休んでいません。

コロナが今どういう状況にあるか、どう動くべきか?何が正しいのか?を自分で必死に考え、最善と思う決断をしました。

僕は人生の岐路に立った時、いつも困難な道を選んで生きてきました。挑戦することこそ価値があると思います。

今年度は自分自身とても考えること・考えられさせることが多い年度でした。

 

さて本日は浪人を選んだ人たちへ。

昨年度アトリエ伊丹では100名以上の受験生がいましたが、浪人したのは1名でした。

浪人したIさんは今年度、第一志望の【京都市立芸術大学】に合格しました。

僕は受験する前からIさんは確実に合格すると思っていました。なぜなら余裕を持って合格できる十分な努力をしてきたからです。

浪人を決めた人は来年度の入試の時に、『自分がどの受験生よりも努力した』、『絶対誰にも負けていない』と胸を張って言えるぐらい頑張ってほしいのです。

「今年悔しい思いをして良かったね。」と一年後笑って言いたいね。

 

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2021年度 京都市立芸術大学 合格者16名

2021年03月15日 | 美大受験クラス

先日、美大受験クラスの一般前期入試の合格発表がありました。

今年度は京都市立芸術大学に【16名】という教室開校以来最高の実績を残しました。

2021年度 兵庫県・大阪府の全ての画塾の中で【京都市立芸術大学 合格者数No. 1】(全国2位)

内部生も講習生もネット生も本当に良く頑張りました。おめでとうございます。

2021年度の合格総数は、143名。(3月8日までの実績)

アトリエ伊丹のメリット

①年間学費が全国最安➡他校は月会費が安くても夏期講習会などが非常に高額に設定されているケースが多いです。当校は各講習会費が別途不要。

②生徒数が兵庫県・大阪府内で一番多い➡国公立・難関美大を目指す方は、周りの生徒と比較しながら切磋琢磨できます。

③講師数も兵庫県・大阪府内で一番多い(20名以上)➡当校は講師が一緒に制作したりなど生徒との距離が近く授業中は常に細かく指導します。教室代表は全ての曜日、時間帯に常駐しています。

④割引制度が充実➡浪人割、遠方割、平日割、転塾割など他校の半額以下で学べます。京都市立芸術大学を目指す浪人生は年間学費がなんと18万円!

⑤入会時7000円相当の画材プレゼント➡画材は教室内で定価の2~5割引きで販売しています。例えばステッドラー鉛筆177円→130円。

兵庫県・大阪府内在住で京都市立芸術大学を目指して画塾を探している方は、是非アトリエ伊丹へ。体験教室無料説明会の申込受付中です。

来年度は教室開校以来最多の人数が在籍しているため、すでに空きがほとんどありません。お早めにお申込ください。

 

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美大受験クラス 無料説明会のお知らせ

2021年03月07日 | 美大受験クラス

アトリエ伊丹では3月19(金)~30日(火)に美大受験クラスの無料説明会を実施します。(体験教室も毎週土日に募集中です。)

指導内容、実技試験、学科、就職のことなど何でもご相談ください。教室代表と生徒(保護者様)のみの1対1で細かく丁寧に説明させて頂きます。

京都市立芸術大学(2021年度合格再現も展示予定)、東京藝術大学などの合格再現など100作品以上をファイル閲覧できます。

さて3月は他の画塾でも無料説明会や体験会を行っていますが、入会を検討される皆様が最も気になるのはやはり「料金」「合格実績」ではないでしょうか?

アトリエ伊丹は絶対の自信があります。だからこそ他校の【料金・合格実績】と比較してください。

まず年間学費は毎年国公立美大に合格実績がある画塾の中で全国最安価格です。

例)高校3年生(週5回)=年間学費25万2000円(21000円×12ヵ月)

  高校1年生(週1回)=年間学費10万8000円(9000円×12ヵ月)※平日割対象

  浪人生(週5回)=年間学費18万円(15000円×12ヵ月)※京芸浪人割対象

上記料金は夏期講習・直前講習費など全て含んだ料金です。(材料費も込みで、月回数は選択できます。)

例えば京芸を目指す浪人生の場合、他校でしたら各講習費(夏期、冬期、直前)のみで20万円を超えてしまい、月会費と合算すると年間学費は当校の2倍どころか3倍以上になります。

次に合格実績ですが、アトリエ伊丹は合格実績数は兵庫県・大阪府の全ての画塾の中で断トツのNO1です。

(2020年度合格総数151名、うち国公立美大29名)

また難関美大に強く京都市立芸術大学に昨年度の11名を含め毎年多数の合格者を輩出しています。

生徒数も講師数も兵庫県・大阪府内の全ての画塾で断トツのNO1ですので、切磋琢磨して学ぶことができます。

是非、体験教室、無料説明会の参加をお待ちしています。

 

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2021年度京芸入試解説

2021年03月02日 | 美大受験クラス

本日は2021年度京都市立芸術大学の入試について。

毎年アトリエ伊丹で最も受験者が多い国公立大学が、『京都市立芸術大学』です。

来年度はさらに人数が増えるのは確実で、現時点で第一志望にしている高校2年生が20名を超えております。受験生だけでなく下級生の参考にもなればと思います。

 

◇描写「紙袋、組み立て式透明ケース、りんご、玉ねぎを台紙上に配置し、鉛筆で描写しなさい。」

今年度は4点ともにオーソドックスなモチーフが出題されました。昨年度よりモチーフが1点多いため、構成のバリエーションが増えましたが、『切る、破る、破損を伴う加工』が出来ないこともあり、構成力重視のモチーフではなく基礎的な観察力・描写力を問う内容だったと考えられます。りんごや玉ねぎは当校のコンクール出題モチーフでもあり、組み立て式透明ケースや紙袋もサイズに多少違いがあるものの、全員が一度は描いたモチーフです。りんごや玉ねぎは表情や質感の表現、組み立て式透明ケースや紙袋は質感の描き分けなどが求められています。難易度は決して高くない分、形の正確さ、描き込み量や質感の描き分けの差などが大きな点数の開きになるのではないかと思います。

 

◇色彩「テーマ「対照」下記の条件に従って色彩で表現しなさい。」

今年度の色彩は2019年度入試「メロディ」以来2年ぶりに色彩構成が出題されました。テーマは「対照」(照らし合わせること。くらべ合わせること。見くらべること。)2018年度入試で「対比」というテーマが出題されましたが、「対照」と「対比」は同じ意味ではなく、解釈を間違っている人も多かったのではないかと思います。今回は2つの画面の共通性・相関性が重要であると推測されます。【合わせる・くらべる】という言葉から、2つの画面を比較した時に、【作品の楽しさ・面白さを表現できているか】が求められていると思われます。そのため2つの画面を対比関係(彩色と円形の形)にすることだけが正解ではないと考えられます。他の採点基準としては円形の紙2枚の切り分けが画面上に自然にまとめられているか、工夫して使われているか、構成のバランス、色の綺麗さ豊かさ、そして【平塗りの丁寧さや完成度の高さ】などが評価されると思います。

 

◇立体「与えられた白・黒・グレー・銀の厚紙を材料に、「陰影」をテーマとして、下記の条件に基づいて立体表現しなさい。」

今年度の立体は昨年度に続き、紙材料が出されました。今回は厚紙が合計9枚と過去に類を見ない枚数が与えられました。これは材料が余らないように作り込みをしてほしいという意図ではなく、失敗を恐れずに制作してほしいという京芸側の配慮であると考えられます。立体の基礎と言える紙が与えられた背景にはやはり描写と同様に「基礎的な表現力、総合的な造形力や空間表現」を求められていると思われます。テーマの「陰影」についてですが、①立体作品が蛍光灯に当たって帯びる陰影を間接的に表現する、②立体作品の中に「陰影の部分を造形表現する」と解釈が分かれると思いますが、過去の京芸の評価基準から鑑みて、後者の②が正解だと思います。 他の採点基準としては、無彩色(白、グレー、黒)の厚紙、銀の厚紙の色の使い分け、造形のユニークさ・美しさ、はみ出し等の課題違反の有無、サイズ感などが評価に繋がると思います。

 

◇総評

今年度は【新型コロナウイルス】により、受験生に多大な影響を及ぼした一年でした。そのため例年に比べトリッキーなモチーフや材料は一切なく、基礎力を求められた出題が多かったように思います。今年度の色彩や立体科目では『テーマを読み解く力』があるかを試されていました。そのため出題者の意図を考えて制作することは今後もとても重要になると思います。昨年度の総評でも「考える努力」を怠らないようにとブログに書きましたが、技術だけでなく、何を求められているのか?どうすれば評価してもらえるのか?をしっかりと考え抜くことができた人に勝利の女神は微笑むはずです。

 

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