3月末。現在アトリエ伊丹では体験・見学説明会の参加者が殺到している状態で、新年度が始まる前から美大受験クラスはすでに空きが殆どありません。
そのため新3年生、浪人生の一部では、すでに体験申込を終了しています。ご了承ください。入会を希望される方はお早めにお申込みください。
沢山のお問合せ、申込頂き本当にありがとうございます。
さて今年度の京都市立芸術大学合格者の制作コメントが届いていますので、これから少しずつ紹介していきたいと思います。
2022年度 京都市立芸術大学 立体科目 合格再現作品と制作コメント
2021年度立体合格再現作品とコメント、2020年度立体合格再現作品とコメント
「100,000,000年後に生きる虫」上記のテーマから自由に発想し、紙ストロー、不織布、ケント紙、光沢紙を材料にして、下記の条件に従って立体作品を作りなさい。」
【京都市立芸術大学 合格再現作品 ①】
試験室に入って材料を見た時、容易に立たせられることのできそうな素材だったので安心しました。テーマを見た時は少し動揺したのですが、普段言われていることと、素材を虫のどの部分に使うか等を考えながら落ち着いて制作することができました。虫のフォルムは、いくつかのSF映画から発想を得ました。
【京都市立芸術大学 合格再現作品 ②】
テーマを見たとき、自分の中で虫と妖怪をコラボレーションしようと考えました。普段の授業でよく使っているフォルムにプラスして、「目玉のおやじ」をイメージして作りました。2時間の時点で大方完成していたので、残り時間は細部の作り込みに時間をかけました。
【京都市立芸術大学 合格再現作品 ③】
虫を作るという難しいテーマが出て、まず考えるよりも先に形を作って、その形を虫っぽく見せようと制作しました。授業で棒状のモチーフが出たときの対処方法を考えていたため、積極的に紙ストロー使うことができ、他にはない面白い形の立体を制作することができました。
【京都市立芸術大学 合格再現作品 ④】
「虫」という具体性が求められるようなテーマは慣れておらず苦戦しました。1億年後の未来ということで、見たことのない虫を作ることが求められていることは分かりましたが、下手を打てば1億年“前”の生物に捉えられかねないので、特に1億ではなく“未来の虫”として解釈することで制作の道すじを立てました。
【京都市立芸術大学 合格再現作品 ⑤】
どれも使ったことのある素材だったのですが、いつも作っている形が作れずエスキースに時間がかかりました。1時間半時点で土台と虫の胴体しか作れておらず、ストローを主軸にした虫に急いで変更しました。あとは倒れないこと、はみ出さないことを特に注意して制作しました。