(京都市立芸術大学過去問/受験生作品)
(京都市立芸術大学過去問/受験生作品)
本日は2024年度京都市立芸術大学の成績開示について。
当校では成績開示の連絡は基本的に任意ですが、浪人を選択した人には必ず開示するようにお願いしています。何が原因でこの点数がついたのかを分析し、今年度の受験に繫げる必要があるからです。
成績開示で特に気になった人をピックアップします。
①学科が8割台、描写もほぼ満点で、1日目の描写試験が終わった時点ですでに合格最低点を超えていた人
②3科目とも同じ点数だった人
③合格最低点に1点足りなかった人(1点差での不合格者が美術科で1名、デザイン科で1名)
④合格することが目標だったので、点数なんかどうでもいいと開示請求しなかった人
特に③の合格最低点に1点足りなかった子に関しては、共通テストで後1問正解していたら、描写の構成を変えていたら、色彩の彩色がもっと丁寧だったら、立体の高さを出せていたら、入学辞退者が出て追加合格になっていたらなど、言い出したらキリがありませんが、本当に悔しすぎる結果です。
また僅差で不合格になった生徒が例年以上にとても多かった印象です。
(京都市立芸術大学過去問/受験生作品)
点数に関しては色々意見があると思いますが、僕は再現作品からの点数は妥当だと思っています。
元々京都市立芸術大学の点数の付け方は独特であり、250点満点から30点ぐらいまで大きな幅のある採点をします。
例えば毎年合格者の中に描写が248点と満点近かったのに、色彩と立体は80点台だったとかは普通にいます。
大学の採点に納得出来ない人もいるかもしれません。
ただ一番間違っているのは評価してくれなかった大学側に責任転嫁することです。『合格したい大学があるなら、その大学に合わせる努力をするべきです。』
あなたが志望校を自由に選ぶ権利があるのと同様に大学側にも選ぶ権利があります。また当然ですが、採点は人間(大学の教授)がしています。そのため人の心を動かすような作品作りを心がけて欲しいと思います。
(京都市立芸術大学過去問/受験生作品)