絵画教室アトリエ伊丹ブログ

川西市、西宮市、宝塚市、尼崎市、池田市、豊中市、箕面市近郊。兵庫県・大阪府内最大手の美術予備校/画塾です。

2023年5月度 美大受験クラス 対策レッスンのご案内

2023年04月28日 | 対策レッスン

4月末。5月の対策レッスンスケジュールをアップします。

5月の対策レッスンはGW期間の5月4日(木)に『石膏像デッサン会』をします。受験で石膏像課題の無い方でも、対策レッスン経験者は全員参加すること。また色彩科目では「技法演習(モダンテクニック)」を実施します。
 
時間帯は全て14~18時(18~19時まで合評)

※実技試験のある志望校を目指している高校1年生は月1回以上、高校2年生は月4回以上、高校3年生は全ての対策レッスンに参加してください。(総合選抜型/体験型入試予定の生徒は任意です。)

 

◆基礎コース(高校1、2年生/実技経験の少ない高校3年生・浪人生) 

5月4日(木)描写 TR先生 モチーフ「石膏像(頭像)」

5月6日(土)色彩 TA先生 テーマ「月・火・水・木(画面を4分割して技法演習)」

5月7日(日)描写 TS先生 モチーフ「麻ロール、色紙、写真コピー」(2005年度京芸過去問)

5月13日(土)描写 TA先生 モチーフ「紙袋、組み立て式透明ケース、りんご、玉ねぎ(2021年度京芸過去問)」

5月14日(日)立体 TR先生 テーマ「空気を支える形」を立体表現しなさい。 (2020年度京芸過去問) 

5月20日(土)描写 TR先生   モチーフ「毛糸、CD、炭バサミ」(2015年度京芸過去問)

5月21日(日)色彩 TR先生 テーマ「京都」から発想し自由に色彩で表現しなさい。(2000年度京芸過去問)

5月27日(土)立体 TA先生 立体 TS先生 テーマ「「浮く」、「沈む」をイメージして、それぞれ指定された材料で表現しなさい。」 (1994年度京芸過去問)

5月28日(日)描写 I先生 モチーフ「霧吹き、スコップ、黒ビニール袋、レモン」

 

◆受験コース(高校3年生・浪人生)

5月4日(木)描写 TR先生 モチーフ「石膏像(頭像)」

5月6日(土)描写 I先生 モチーフ「4種類の紙、ポリ袋」(2000年度京芸過去問)

5月7日(日)①色彩 TR先生 テーマ「地図(2005年度京芸過去問)」②描写 TR先生(受験で色彩が不要で、描写が必要な方)

5月13日(土)立体 TR先生 テーマ「「浮く」、「沈む」をイメージして、それぞれ指定された材料で表現しなさい。」 (1994年度京芸過去問)

5月14日(日)描写 TR先生 モチーフ「ソランデカブラス、ハンガー、靴下、スポンジ」

5月20日(土)①色彩 TA先生 テーマ「山・川・空・地(画面を4分割して技法演習)」②描写 TR先生(受験で色彩が不要で、描写が必要な方)

5月21日(日)描写 TR先生 モチーフ「シャトル3個、紙ナプキン1枚」(2011年度京芸過去問)」

5月27日(土)描写 I先生 モチーフ「カレー、カレー皿、木材」

5月28日(日)①立体 TS先生 テーマ「空気を支える形」を立体表現しなさい。 (2020年度京芸過去問) ②描写 I先生(受験で立体が不要で、描写が必要な方)

 

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危機感と向上心

2023年04月24日 | 美大受験クラス

(浪人生Tさん)

(浪人生Sくん)

4月下旬。今年度は生徒数が非常に多いので、毎日のように沢山の優れた作品が出来上がっています。今月だけでもブログに紹介した作品は60点以上。アトリエ伊丹ブログのようにこんなに多くの作品をアップしている美術予備校は少ないんじゃないかな。

実はこのマメさが入会に繋がって今の生徒数になっていると言っても過言ではありません。僕の長所は「返信が早い」かつ「マメに連絡をする」ことです。意思決定速度が早いので、生徒が多くても上手くバランスを取ることが出来ます。

また生徒や保護者様に対しても「お待たせする」ことがとても少ないです。なぜなら「待たせてしまう」ことは「申し訳ない」という感覚が身についているからです。

僕を動かしているのは、危機感と向上心です。

常に危機感を持つことによって、大事なことに気付くことができ、それを行動に移し成長することができます。また向上心を持つことによって、より良い教室作りを目指し努力を怠ることなく、さらに知識や技術を身に付けたいという気持ちになります。

受験生はこの時期に危機感を持たずにゆっくりしていたらどんどんライバルに先を越されてしまいます。最終目標(第一志望校に合格)に到達するために今何をすべきか考えて日々を過ごしてください。

 

PS

今年度は他校から来た浪人生がなんと20名を超えました。来月には地方から伊丹に引っ越しして参加する子も複数名増えます。皆さん宜しくお願いします。

 

※石膏デッサン会のお知らせ

GW期間の5月4日(木)の14〜18時(18時〜講評会)に毎年恒例の【石膏デッサン会】を実施します。木曜日に登録またはこの日に振替する高校1、2年生、受験生が対象です。一度でも対策レッスンに参加した経験のある方は必ず石膏デッサン会にも参加してください。

(現役生5作品、浪人生3作品)

 

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講師の仕事

2023年04月19日 | 美大受験クラス

(先月入会した生徒作品3点)

3月に入会した基礎、受験コースの生徒作品をアップします。入会して2〜3作目ですが、中々よく描けてるんじゃないでしょうか。教室の実技レベルが高い子に刺激されて、新入会の子も短期間で上手になっている印象です。

さて本日は講師の仕事について。

アトリエ伊丹の美大受験クラスの講師の主な仕事は、生徒への口頭指導、実技指導、ネット生の指導、講評、作品裏側に手描きアドバイス(下記参照)などです。

今年度は美大受験クラスに新たに1名増えて、4人の講師が加入しました。

1名は外部から、3名は元生徒で全て京都市立芸術大学の現役学生です。新講師はそれぞれ初日は戸惑いながら緊張して指導していましたが、2日目からはスムーズに指導出来るようになってきましたね。

(毎回制作した作品は講評+個別コメントを記入して返却します。)

美大受験クラスの講師って、結構珍しい仕事だと思います。生徒の将来にも左右しますし、やり甲斐もとてもあります。

また自分で言うのもなんですが、アトリエ伊丹の仕事はとてもホワイトなんです。

その一つの理由が代表である僕が常に教室にいることです。もし何かトラブルがあっても早急に対応しますので、講師に精神的な負担がかかるようなことはありません。

他にもお金と時間にしっかりしているところもメリットだと思います。

給料は当日現金日払い制です。サービス残業なんてものも勿論ありません。学生の方は大学を優先して構いませんので、無理に出勤してもらうこともありません。講師の育成もそうですが、働きやすい環境作りも僕の仕事です。

現在、生徒数増加に伴い平日出勤可能な講師を募集しています。興味のある方は是非お問い合わせください。

 

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4月30日(日)無料説明会開催と京芸ネット通信コースのお知らせ

2023年04月16日 | 美大受験クラス

(受験生作品(現役生2名)/4時間)

さて本日は4月30日(日)14〜20時の無料説明会のご案内です。今年度に例年より非常に生徒数が多いので、受験生(高校3年生、浪人生)に関しては最後の募集となります。

高校1、2年生の募集も残りわずかですので、お早めにお申込ください。説明会の申込は➡こちら

次に京芸無料ネット通信コースの案内です。

京都市立芸術大学ネット通信コースを開校して今年で5年目となります。初年度から毎年合格者が出ており、昨年度も直前講習会に参加してくれたネット生を中心に多くの合格者が出ました。

今年度はネット生として引き続き浪人生となる子もいます。また近年のネット生事情も大きく変わってきています。

その一つが国公立大学の併願です。

昨年度、京都市立芸術大学のデザイン科を志望していたKさんもその一人です。当校の夏期京芸模試でも総合3位に入り、合格出来る十分な力を持っていましたが結果は残念ながら不合格。その後、金沢美術工芸大学のホリスティックデザイン科に合格しました。

最後に彼女から「アトリエ伊丹さんはネット生に対しても講評がとても丁寧で、質問にも詳しく答えてくださってとても有り難かったです。」という言葉をもらえました。

夏期と直前講習会に参加したTくんは尾道市立大学に、Yくんは金沢美術工芸大学と愛知県立芸術大学に合格しました。

他にもネット生の低年齢化も顕著です。

ネット通信コースを開校したばかりの頃は受験生だけでしたが、今は高校1年生どころか、中学生も増えています。

(ネット生/2023年度 京芸合格再現作品)

当校のネット通信コースの授業料は無料です。通学生の料金も安いので、もしかしたら本当にちゃんと教えてもらえるのか不審がっている方もおられるかもしれませんね。そういう方にこそ、合格者の声にお目通していただければ幸いです。

昨年度、通学生として京都市立芸術大学に合格したOくんは、当校以外に10校以上の画塾の体験教室や講習会に参加したうえで当校に入会してくれました。合格者の声の中でアトリエ伊丹に関して『ただ安いだけでなく指導力を伴ったアトリエ伊丹に惹かれました。』という言葉を残してくれました。

料金が安くて、指導もしっかりしている教室には人気が集中します。通学生もネット生の募集も残りわずかです。

アトリエ伊丹に興味のある方は是非お早めにお問い合わせください。

 

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合格者数と合格率

2023年04月13日 | 美大受験クラス

4月中旬。今年度は4月の時点で教室は超満員状態で、とても生徒数が多いです。

3月の体験教室や説明会は今までにないぐらい物凄く盛況でした。参加者32名もひと月あたり最多でしたが、その全員にご入会頂けたのは本当に有り難かったです。とにかく今年度は他塾で浪人になった人が沢山入会してくれました。

(受験生立体5作品)

さて本日のテーマは合格者数と合格率です。

合格者数と合格率どちらの方を優先して画塾選びをすればいいのでしょうか。

僕は合格者数を優先すべきだと思っています。母数が多いから合格者数が多いのは当然という考え方もあると思いますが、合格率というのは非常に曖昧な数字だからです。

例えば、昨年度京都市立芸術大学の合格率が7割だった画塾があるとします。しかし毎年そうなんでしょうか?合格率をアピールしている画塾ほど合格率が低い年度をホームページに載せない傾向にあります。

10名受験して合格者1名の年や、20名受験して合格者3名の年は合格率が低いのであまり目立たないようにして、合格率が高い年だけピックアップして、「うちは合格率が高いですよ。」というのはちょっと違う気がします。

次に合格率と画力が必ずしも比例しないことです。

その理由が学力です。京都市立芸術大学では共通テストが必須で、画塾によっても共通テストの点数にも大きく差があります。

共通テストの平均が5割台の画塾と、平均7割台の画塾だとすると、前者の方がより良い指導をしている可能性が高くなります。

また入塾時期によっても合格率は左右されます。全員高校3年生から入会した画塾と全員高校1年生から入会した画塾で合格率が同じなら、これも短期間で合格に導いた前者の方がより良い指導をしている可能性が高いです。

大手になればなるほど直前講習会の参加が増えて、合格率にも大きく影響します。結局のところ昨年度合格率の高い画塾に入会したからといって、自分の合格率が上がるわけではないのです。

因みに当校は昨年度京都市立芸術大学に38名受験して、18名の合格者が出ました。当校は直前講習会に参加する生徒も多いですが、毎年5割前後の合格者が常に出ています。

 

(受験生描写9作品/4時間)

教室では毎日のように上記のような優れた作品が出来上がっています。生徒数が多いからこそ同塾生から沢山の刺激を受けて自分自身も成長することができます。

アトリエ伊丹は3年連続で【京都市立芸術大学 1校舎あたりの合格者数 全国1位】を達成しています。その大きな理由が生徒に対する講師の多さです。

教室では1回の授業で5名の講師が個別に細かく、そして丁寧に指導にあたります。今年度も新しく3名の優秀な美大受験クラスの講師が増え、より充実した指導が強化されています。

どこよりも実績が多く、どこよりも丁寧でわかりやすい指導、どこよりも安い料金!

京都市立芸術大学を目指すなら、実績面、指導面、学費面全てに優れたアトリエ伊丹へ。新高校1年生、2年生募集中です。

 

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新年度が始まりました

2023年04月07日 | 美大受験クラス

4月上旬。すっかり春らしい気候になり、桜も満開。🌸 新年度になりましたね。

さて2023年度の美大受験クラスの合格者総数と京都市立芸術大学の合格者数が過去最高だったのは僕としてもとても嬉しい結果でした。

そして今年度はさらに実績が伸びる可能性が高いです。

その理由はなんと言っても今年度の新高校3年生はアトリエ伊丹開校以来、歴代最高レベルの実技力の高い子が大勢いるからです。現役生の実力と生徒数は、おそらく関西圏の全ての画塾でもトップじゃないかなぁ。

(新受験生作品/4時間)

また今年度は他校から沢山の浪人生がアトリエ伊丹に転塾してくれました。早速現役生と一緒に対策レッスンに参加してもらっていますが、皆さん現役生の実技レベルに驚いている人が多いのではないかと思います。内部浪人生は口々に「新高校3年生が上手すぎる。」と言っていますからね。

昨年度は現役生を引っ張ってくれた実力のある浪人生が数多くいたので、受験生のレベルを底上げしてくれました。

例えば夏のask京芸実技模試でOくんが総合1位を取り、京都市立芸術大学を目指す全受験生のトップが当校に在籍していることを示してくれたおかげで、現役生にもかなり刺激になったと思います。(Oくんは4月から美大受験クラスの講師です。)

今年度はまだ始まったばかりですが、現役生と浪人生の差が殆どないため、これから誰が一歩飛び抜ける存在になるのか楽しみです。

皆さん今年度も宜しくお願いします。

(4月になったばかりなのに、受験コースも基礎コースも生徒がいっぱいです。)

 

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2023年度 京都市立芸術大学 合格再現作品とコメント 立体編

2023年04月06日 | 美大受験クラス

2023年度 京都市立芸術大学 立体科目 合格再現作品と制作コメント

2022年度立体合格再現作品とコメント2021年度立体合格再現作品とコメント2020年度立体合格再現作品とコメント

立体科目 テーマ 『与えられたコンバイン袋を解体して材料として用い、「収穫」をテーマに下記の条件に従って答案用台上に立体を制作しなさい。』

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ①】

今回立たすことが難しい材料が与えられたので、まずどうやって安定した立体にしようかを考えました。例年とは違う発泡スチロールが土台だったので、竹ヒゴや針金を刺せという意図だと思いました。ですが『答案用台は答案を接着・固定する以外に加工してはいけない』という文章が気になったので、「土台に刺すことは固定なので、加工ではないですよね?」と試験官に質問したところ「自分で考えてください。」との回答だったので、これは間違いなく大丈夫だなと確信が持てました。テーマが収穫だったので、何かを捕まえようとする様子を表現しました。コンバイン袋の接着が採点されるまでに剥がれないかという不安は残りましたが、テーマ性、安定感、造形美に関しては自信のある作品が出来ました。

 

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ②】

テーマや材料が難しかったので、複雑に考えずにコンバイン袋で収穫するための袋を作ろうと思いました。モノを袋の中に入れる動きを作りテーマから外れないように気をつけました。造形には自信があったので、高さと横のはみ出しに注意し安定するようにしました。

 

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ③】

収穫という意味を考えた時、動きを表す必要がありました。人が手を動かしている様子を表現することは難しいと判断し、穀物や野菜果物が袋や箱に入っていく動きが表せる方法を考えました。針金が動きを表す部分を担えると考え、穀類が渦巻きながら袋に入っていく様子を表しました。穀類の説明のためと、針金を支えるために竹籤で麦を表現するしました。袋を解体する命題でしたが、袋の形や色がとても魅力的でしたので、異化せずサイズダウンさせました。通常、逆三角の構図で立体構成するのですが、袋を逆さにすると、収穫では無くなってしまうことと、非常に不安定になり倒れるリスクを考え、下が重い構成を選択しました。

 

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ④】

机の上に置かれていたものに段ボールがあったので、「よし。これで立体は倒れる心配はない。段ボールを中心に立体を作ろう。」と思ったら、まさかの移動用ケースでした。(笑)収穫を表現するのはかなり難しく、抽象的すぎるとテーマから外れると思い、作物を稲とわかりやすくしました。また『収穫は動作の途中のこと』だと思ったので、いかに収穫している最中を表現することができるかが、今回の立体の求めていることだと思いました。

 

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ⑤】

解答材料の癖が強かったので、シンプルな形で勝負しました。エスキース通りに作ることができましたが、『獲るモノと獲られるモノの関係』を考えてなかったので、収穫の動きが弱くなってしまったのが不安でした。

 

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ⑥】

教室に入って材料を見た時点で『立つのかこれ』とめちゃくちゃ不安でした。異素材はポイントで練習はしていましたが、必ず立たせることができる紙類がない状態はあまり経験しておらず、とりあえず立たせることに尽くしました。「シンプルでかっこいい」作品を目指していたのでフォルムはシンプルに、作り込みは思い切ってすることを意識しました。収穫部分はテーマがすぐわかるわけではない作品になってしまったので、どう評価されるのかとても不安でした。

 

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ⑦】

発泡スチロールの土台やコンバイン袋といった突発的な条件が出たため、これも色彩と同じで対応力重視の問題だと思いました。コンバイン袋が扱いづらい上、面として使える素材が他になかったためかなり焦りましたが、せめてテーマを伝えようとする意志の見える作品にはしようと努めました。コンバイン袋は針金で縫うようにして成形すると、普段ケント紙で制作していた形にすることができました。

 

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ⑧】

「何?このデカい袋?」というのが、初めてコンバイン袋を見た時の率直な感想です。以前ブルーシートを使って制作したことがあったので、それに似ているかな?と思いましたが、解体したら思ったよりボロボロになって扱い辛かったので、先に竹ヒゴと針金から作り始めることにしました。残り1時間を切った時点でコンバイン袋にほとんど手を加えてない状態だったので、最後はかなり焦って完成させました。テーマをわかりやすく伝えるため、袋に農作物を取り込んでいるようにイメージして作りました。

 

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2023年度 京都市立芸術大学 合格再現作品とコメント 色彩編

2023年04月04日 | 美大受験クラス

2023年度 京都市立芸術大学 色彩科目 合格再現作品と制作コメント

2022年度色彩合格再現作品とコメント2021年度色彩合格再現作品とコメント2020年度色彩合格再現作品とコメント

色彩科目 テーマ「ハケの特性を活かした色彩構成」

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ①】

アトリエ伊丹のネット通信コースで「ぼかし」や「かすれ」などのモダンテクニックを練習していたので、今回のテーマや条件としてはそれを使うのがベストだと考えました。エスキースに30分、制作に1時間をかけ完成しましたが、残り1時間半余ってしまいました。さらに加筆するかどうかかなり迷いましたが、これ以上塗っても色が濁るだけだと思い残りの時間は何もせずにただただ時間が過ぎるのを待ちました。

 

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ②】

問題文を読んで、具体的に描くべきか、抽象的に描くべきか迷いました。またハケ自体を描くべきかも迷いました。結局、平面構成とモチーフ構成の中間ぐらいを意識してハケも抽象化して描きました。周りには具体的に描いている人、抽象的に描いている人など様々だったので、どういった作品が評価されるのか不安だったので、受験が終わってすぐに再現作品を制作したところ講師の方々から高評価だったのでホッとしました。

 

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ③】

ハケだけで制作するのは初めてでしたし、ポスターカラー自体もほとんど使ったことがなかったので、どう描くべきか悩みましたが、色を美しく表現することとハケで塗った直線の流れを作ることで、引き締まった画面にしました。

 

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ④】

問題を見て最初は戸惑いましたが、よく考えると不透明水彩に慣れてる浪人生と戦わなくていいのはラッキーだと思いました。アトリエ伊丹の講師の方から、「与えられたモチーフが支給された意味を考える」と指導してもらっていたので、ハケと透明水彩が1番魅力的に見える使い方を考えながら制作しました。

 

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ⑤】

テーマと条件を見たときはかなり焦りました。それでも絵の具、筆が禁止されて、選択肢が狭まったので描くモチーフはすぐに決まりました。自分の解釈的には、ハケの特性を描くのではなく、特性を活かす画面作りが重要だと思ったので、モチーフは自由と考え「魚」を選び、ハケでスタンピングをメインに押し切って描きました。

 

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ⑥】

ハケの特性を表現するのが1番重要だと思ったので、ハケで思いつく表現を多く試しました。その表現が合うモチーフ選び、ハケの表現がメインになるように構成しました。ポスターカラーには慣れていませんでしたが、混色をして色幅を大きくしました。

 

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ⑦】

「よし、使うぞ」と決めていた色も制限され困りましたが、配られた8色でいつも使ってる色を作って周りと差別化をしようとしました。周りはハケそのものを描いていた人、テクスチャーだけを描いていた人などバラバラで結果が出るまでソワソワしていました。ハケの特性は大きい面を一度に塗れることだと思い、少し捻って丸を描き、その円を活かすために抽象的な花を描くことにしました。

 

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ⑧】

ハケが配られた時点で、『ハケのモチーフ構成や!』と思い込んでしまいましたが、問題文をじっくり読んでみると、具体的でも抽象的でも良さそうな問題だったので、考える時間はいつもより多く取りました。具体的なものは意見が分かれそうだったので、抽象で勝負しました。塗り残しありとのことだったので、対策レッスンの同じような課題のポイントを思い出して、余白を活かした作品にできたかなと思いました。

 

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2023年度 京都市立芸術大学 合格再現作品とコメント 描写編

2023年04月01日 | 美大受験クラス

2022年度 京都市立芸術大学 描写科目 合格再現作品と制作コメント

2022年度描写合格再現作品とコメント2021年度描写合格再現作品とコメント2020年度描写合格再現作品とコメント

「与えられた米袋、金属ピンチ、プラスチック製ピンチの特性を活かして構成し、下記条件に従い、答案用紙に鉛筆で描写しなさい。」

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ①】

テーマが「モチーフの特性を活かして構成」だったので、ついにデッサンにまで条件がつくのかと驚かされましたが、お題をわかりやすく大きく表現すれば評価されると思い、ピンチで袋を絞りそのできた皺で描き込み所も増やすことができました。

 

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ②】

与えられたモチーフは基礎的な物で、構成であまり差がつけられないと感じました。そのため描き込みに力を入れました。それぞれのモチーフの色の対比や前後感を意識して描き進めました。事前にいくつか構成のパターンを作っていたため、スムーズに構成して描き込みに移れました。

 

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ③】

今年度は3点モチーフで大きさもそれぞれそこまで大きくも小さくもなかったため、手前 中間 奥にきれいに配置することができ、シンプルな構成、構図を組むことができました。どのモチーフも描き込み所が多かったので、他の人よりもよく観察し、しっかりと描き込むことを意識し制作しました。

 

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ④】

直前で米袋サイズのモチーフを練習しておらず、教室に入った時は少し嫌でした。しかし教室に飾ってあった先輩の作品を思い出して構成することができました。奥と手前の差はシワの描き込みを、手前と奥のプラスチックピンチの描き込みの差で表現すべきだと思ったので意識しました。時間配分が甘く最後の最後まで焦ってしまって全体感の調整ができず、終了後も不安でしたが、何とか完成してよかったです。

 


【京都市立芸術大学 合格再現作品 ⑤】

モチーフ自体はシンプルだったので、紙袋のクシャクシャに力を入れて描きました。表面の現象は根性で追いつつ、物自体の立体感を常に念頭に置いていました。物の特性を活かすということでクリップは取り敢えず噛ませて構成しました。

 

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ⑥】

問題文に「モチーフの特性を活かした構成」と書いてあったので、米袋の真ん中辺りを金属ピンチでしっかりと止めて、皺を表現し構成をまとめました。ただ描き込みに時間が足りなかったのが少し心残りでした。

 

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ⑦】

「モチーフの特性を生かした構成」と問題文にあったため、構成構図が良くないと良い点がつかないと思い、米袋を手前にしてピンチで挟んで皺を作り奥と対比させて空気感を出す構成にしました。教室に米袋のデッサンが飾ってあったことが幸いしてかいつもより迫力ある構図にできたと思います。

 

【京都市立芸術大学 合格再現作品 ⑧】

モチーフの第一印象が伝わるように意識して、米袋は画面からはみ出す大きさに設定しました。また空間を出すために手前に金属製のピンチ、奥にプラスチック製の洗濯バサミを組みました。くどくなりすぎないように、見たまま素直に描くことを意識しました。

 

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