8月15日。夏期講習会も折り返しです。
今年度は例年以上に人数が多く、質の高い作品を制作する浪人生も在籍しています。
本日は僕の高校生時代を交えて『浪人生』について。
僕は高校1年生の4月から画塾に通い始めました。当時大阪で3番目の人数を誇った「アトリエオカダ」という教室です。
(1980年代後半に開校し、2003年をもって閉校。名前を引き継いだ他経営のアトリエオカダも昨年度閉校)
主宰の岡田孝明先生とは共通の趣味であるサッカーの話しをよくしていましたが、実技を教えて頂いた記憶はあまりないかな。(笑)
一度に50人ほど入れる教室は常時混雑しており、生徒の半数近くが浪人生でした。
今では信じられないかもしれませんが、当時は私立美大でも倍率が5倍以上あり現役合格が難しい時代でした。
僕は在籍中、常に浪人生の隣に座って制作することを心がけていました。
上手になるためには「自分より上手な人の制作を参考にすることが最短の道」だと考えたからです。
『同じ土俵のライバルや経験豊富な浪人生から学ぶことは山ほどあります。』
現在、当教室ではプライベートレッスンを常時行っていますが、これは画期的な指導方法でも何でもなく、自分が最も効率よく上手になった方法を実践しているだけなのです。
国公立美大や難関大学志望者は、まず浪人生の実技レベルに追いつくことを。浪人生は講師や教室の参考作品のレベルを目指してください。
『絵画教室アトリエ伊丹ホームページ』