のあ いちい ワールド

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4月10日(水)のつぶやき

2013-04-11 04:06:44 | Weblog

偽造薬(ニセ薬)による健康被害、死者

2013-04-09 09:50:27 | 医療情報
ヨミドクターを読んでいて、

偽造薬により健康被害を起こした人のことを改めて再認識しました。

2005~10年で、国際的に問題となっている偽造薬により健康被害を起こした人は、
世界で少なくとも1337人に上り、うち424人が亡くなっていたことが厚生労働省研究班の調査でわかったとのこと。


偽造薬とは、不当な利益を得るため、正規の薬に似せて販売されているニセ薬のこと。

調査は、10年までに発表された英語の学術論文で、偽造薬について記載のある1608件のうち健康被害とその原因が書かれたものを分析し、把握できた25件をまとめたという。


それによると、被害の発生国は発展途上国64%、先進国36%で、解熱鎮痛・せき止め薬36%と最も多く、次いで糖尿病治療薬と性機能改善薬がともに12%だったという。

把握事例の4割を占める10件が2005年以降に発生している。

具体例としては、
抗がん剤の一種ベバシズマブの偽造薬で目の治療を受けた80人が急性眼内炎を起こした中国の例(2010年)や、血液の凝固を防ぐ薬ヘパリンに中国産の偽造原料が使われたと見られ、785人がアレルギー反応を起こしたアメリカの例(2008年)などがあったという。

 今回の調査結果に国内の被害事例はなかったが、
調査に当たった金沢大の木村和子教授は「偽造薬の健康被害は表面化しないものが多く、今回の調査結果も氷山の一角。日本でも最近、インターネットの個人輸入で被害が出ており、危険性をもっと認識する必要がある」と。


◆木村 和子 (きむら かずこ)金沢大学教授
東京大学 薬学部 薬学部製薬化学科卒
東京大学 修士課程 薬学系研究科 薬品物理化学修了
薬学博士
・受賞学術賞
Award for the Best Questioner(2004/07/15)

医療機関と医師


ジェネリック、後発薬利用してますか?

2013-04-06 14:24:40 | 医療情報
ジェネリック使用ー17年度末までに60%目標

病院やクリニックで診療を終えると、私は会計を済ませ、次に処方箋を持って外の薬局へ行く。

薬剤師からジェネリック(後発薬)を勧められるので、それでお願いします、と言って応じている。費用が安くなるわけだが、薬の効用も信用してのことだ。

5日、厚生労働省はジェネリック医薬品(後発薬)の普及に関する行程表を公表しましたね。

2017年度末までに使用率を60%と、現状から20ポイント引き上げる目標を掲げたわけです。


医師や薬剤師への積極的な情報提供を図る体制をつくり、品質への信用を上げる戦略だという。

これまであまり普及しなかったのは、医師が後発薬について、先発薬に比べると不純物が多く体に合わないことが多いと、後発品の品質を心配している点にあったようだ。当然処方時に、先発薬を選ぶわけですね。


私がその処方箋を持っていくと、最近は、薬局の薬剤師の方が、後発品があるものについては、そちらを提案するわけです。


同じ成分で価格が安い後発薬は、医療費抑制につながり患者負担も軽くなるとして、厚労省は普及を推進していて、ロードマップ(行程表)では、先発薬と後発薬の合計使用量のうち、後発薬の割合を60%にする方針だという。フランスやスペインの使用率を参考にしたとのこと。


厚労省は12年度末までにジェネリック医薬品を50%強とする計画だったが、実際の普及率は2011年9月時点で40%だったとのこと。

薬局は後発薬を勧めるが、医師は後発品の品質を心配していることから普及が進まなかったわけです。


厚生労働省によると、ジェネリック医薬品(後発薬)の製造販売には、国が定めたさまざまな試験で先発薬と効き目や安全性が同等だと証明する必要があるわけですから、販売されている後発薬の品質は保証されていなければおかしいですよね。

欧米で使用される薬の6割以上が後発薬である一方、日本は2割にとどまっているとのこと。

値段が安いのは、開発費が先発薬に比べるとかからないためで、質が低いからではないとのことですが、何か違っているのでしょうか?

われわれ国民は、その本質を知り、ジェネリック医薬品(後発薬)を上手に使っていきたいですね。

医療機関と医師