病気知らずだったのに、2007年、年末、人間ドックで胃がんが見つかったそうです。
「最近、お酒が残るみたいじゃない。ちゃんと定期検査、受けてる?」
舞台で共演した亡き中村勘三郎さんの一言が受診のきっかけだったそうです。
舞台袖で声をかけられて、はっとしたそうです。2年以上、健診を受けていなかったことに気づき、すぐに人間ドックを予約した、と。
身近にがん患者はいなかったから、
血圧には気をつけていたけれど、まさかがんとは。酒もごはんもうまい。信じられなかった、と。
「がんの広がりは、おなかを開けてみないとわかりません。すぐに手術が必要です」と医師。
しかし、翌春まで、主宰する「劇団東京ヴォードヴィルショー」の地方公演があったとのこと。
座長をしていたB作さんがいなくなるのはまずいと思い、降板は考えなかったそうです。
自覚症状もなかったそうです。
4月29日の千秋楽を終え、すぐに入院、5月1日に手術をしたそうです。
胃の3分の2を切除したとのこと。
このようにして、
佐藤B作さんのガンとの闘いが始まったのですが、
今は日本人の二人に一人が癌になる時代。
明日は我が身です。私の親族でも2人に1人が、癌が原因で亡くなっていますから。
治療するにしても、今日ではさまざまな方法がありますし、年齢や状況によっては医学的治療は受けないという選択肢もありますね。
がん治療病院