せつなく朽ちた鉄扉

雑草地帯・日記部門。硬軟色々取り混ぜて、よろず話題の書き捨て場。
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気合い入れて撮るカメラと、何となく持ち歩くカメラの違い?

2008-01-27 22:11:06 | デジカメ・AV系
今からデジ一眼始める人は幸せだよなぁ。選択肢が多くて。

 ■ペンタックス、防塵防滴ボディの初級一眼レフ「K200D」
 ■ペンタックス、1,460万画素CMOSセンサー搭載の「K20D」
 ■キヤノン、ライブビューに対応した「EOS Kiss X2」
  (全てデジカメWatch)

3つもいっぺんに発表されると何にどう注目すりゃいいのか悩みます。(笑)
取り合えず単純比較をしてみるとこんな感じですかね?

K20DK200DEOS KissX2
ターゲット中級機入門機入門機
ゴミ落とし機能ありありあり
手ブレ補正ありありなし(専用レンズで対応)
ファインダープリズムミラーミラー
画素数1,460万1,020万1,220万
価格(ボディ単体)15万円前後9万円前後9万円前後


……もはや何をもって入門機と中級機を区別すればよいやら。値段だけ?
少なくともK200Dを初心者向けと呼ぶ時代になった事には驚くしかありません。

他にもK20D/K200DにはRAW-JPEG一発切り替えボタンやらゴミ認識機能やらダイナミックレンジ補正(SONYのパクリ?)やら物凄いガジェット満載の「デジカメとして興味深い」カメラになってます。目新しさだけで話をするならペンタックス圧勝です。画素とライブビューに興味なければK200D飛びついて問題ないでしょう。自分が今からデジ一眼始めようという立場だったら、K200D買ってるだろうなぁ。


でも、Kiss X2も別に負けっぱなしって訳でもなくて。
全然違う方向から見ると、K20D/K200Dには無い魅力があったりします。

  ●ライブビュー時にコントラストAFを選択可能(一眼初?)
  ●本体475gというとんでもない軽さ。

他のデジ一眼のライブビューは、ピント合わせるためだけにミラーが動くのでワンテンポ遅れるんですけど、コントラストAFならCCD(キヤノンはCMOSですけど)の撮像そのものでピント合わせをするから普通のコンパクトデジカメと同じ感覚でシャッターが切れるはずなんです。コンデジからステップアップして来る人には馴染み易いんじゃないでしょうか。その他にも、ミラーが動く衝撃も音も出ないでしょうから、花に止まった蝶とかそーっと撮るのにも向いていそうです。
しかしコントラストAFが出来るんなら、次は顔認識AE/AF+Dレンジオプティマイザー(あれはSONYの技術か)を実装して欲しいなぁとか思ったりします。その2つがあったら誰でもコス撮りできるぞきっと。(笑)

あと、軽さはやっぱり重要ですよ。疲労度が大きく違いますから。
実は昨年の冬コミでは既に右手が腱鞘炎気味で、カメラ構えるのが少し辛かったんです。それでも何とか無事に撮れたのは、KissDNの軽さのおかげに外なりません。軽さも重要だなぁとつくづく思った出来事でした。


デジタル的なガジェットで斬新さを追求するペンタックス。
AF方式や軽さなど、カメラの基本を改良してくるキヤノン。

同じデジ一眼で、同じような価格帯だとしても、向いている方向が微妙に違うんですから、もはや同じ視線では比較出来なくなっているのかも知れませんね。